Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 バン・ダムが優勝してドライバーズチャンピオンも決める!

 全日本F3選手権第15戦は30日、富士スピードウェイで15周の決勝を行い、ポールポジションからスタートしたカルロ・ヴァン・ダム(トムス)が、スタートでトップに立つと2位以下を引き離してそのまま優勝した。また、ヴァン・ダムは今シーズンのドライバーズタイトルも併せてこの勝利で手に入れることとなった。

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 フォーミュラ・ニッポン、ノックアウト予選終了後から路面は徐々に乾いてきた。16時からのフォーメーションラップでは、全車ドライタイヤを履いてスターティンググリッドに向かう。しかし、コースにはまだレコードラインを外すと濡れている箇所もあり、リスキーなレースになりそうだ。

 トップで1コーナーに入ったのはポールスタートのカルロ・ヴァン・ダム(トムス)。2位に上がってきたのは予選3位の井口卓人(トムス)。3位には中山友貴(リアル)、4位にケイ・コッツォリーノ(ナウ)。予選2位の国本京佑(トムス)は、5位に落ちた。

 予選6位の中嶋大祐(戸田)と予選8位の安田裕信(スリーボンド)は1コーナーで絡み中嶋はリタイア。安田はコースに復帰しレースを続行する。

 1周終わったストレートから2周目の1コーナーにかけて、3位の中山は、4位コッツォリーノ、続く5位の国本に立て続けにかわされ5位に落ちた。

 トップのヴァン・ダムは磐石。後続との差を徐々に築き、15周を走り切って、最終的には2位以下との差を4秒近く離し、独走優勝を飾った。これで今シーズンの全日本F3選手権ドライバーズ部門も残り3戦を残して手にすることとなった。

 2位にはスタートで2位に着けた井口がそのまま入賞。3位には4位国本の追撃を僅差で振り切ったコッツォリーノが入った。

 ナショナルクラスは、山内英輝(トムス)がスタートでトップに立つとそのまま優勝。2位は10周目のネッツコーナーでスピンした前を走るザヒール・アリ(PTRS)をかわした松下昌輝(AIM)が、3位にはアレキサンドラ・インペラトーリ(PTRS)が入った。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum



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