Japanese F3

JF3:第10戦岡山決勝 野尻智紀が総合の初優勝を飾る。Nクラスは佐々木大樹が3連勝!

 全日本F3選手権第10戦は26日、岡山国際サーキットで25周の決勝レースを行い、ポールポジションからスタートした野尻智紀(HFDP)が総合の初優勝を飾った。Nクラスも佐々木大樹が昨日の第9戦に続いてポールトゥウインを飾った。

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 10時35分、厳しい暑さのなかオンタイムでF3第10戦のフォーメーションラップが始まった。

 ポールポジションの野尻智紀(HFDP)と予選2位の平川亮(RSセリザワ)は好スタートで順位を保ったまま1コーナーへ。予選5位のリチャード・ブラッドレー(トムス)も好スタートを切り、1コーナーで同3位の山内英揮(B-MAX)と同4位の中山雄一(トムス)の2台にアウトから並びかける。この3台による1コーナーのバトルで、山内とブラッドレーが絡み、両者はコースアウト。ブラッドレーはこの場でリタイア。山内はレースに復帰するが大きく順位を落とすこととなった。

 今日の野尻は序盤から好調。2位平川との差を徐々に開き始める。5周目にはその差は3.2秒、9周目にはこのレースで最大の差となる3.5秒まで突き放し、独走態勢に入ると思われたが、10周目あたりから平川が野尻との差を縮め始めた。

 20周目にはトップ野尻と2位平川の差はついに2秒を切り1.7秒、22周目には1.1秒と背後まで迫ってきたが、平川の追撃も及ばず。最終的には0.9秒差で野尻が逃げ切り、自身総合で初のF3優勝を飾り、ホンダエンジンにとっも久々の優勝となった。2位は平川が入った。

 3位でレースを始めた中山は上位2台について行くことができず、中盤からはラファエル・スズキ(戸田)の追撃にさらされることになる。巧みにスズキを押さえ込んでいたいが、ついに最終ラップの25周目、2コーナーで周回遅れのマシンに詰まったところで失速し、アウトウッドコーナーでアウトからパスされ、スズキに3位の座を明け渡すこととなった。

 レースはこのまま終了。3位にスズキが入り、中山は4位でレースを終えた。

 Nクラスは佐々木大樹(NDDP)が好スタート。2位に平峰一貴(HFDP)がつけたが、佐々木は平峰の差を徐々に開きクラストップを維持。レース中盤からは、スタートで後方に沈んだ山内が佐々木と平峰の間に入り、佐々木のトップは安泰。佐々木はポールトゥウインでクラス3連勝を飾ることとなった。

 Nクラス2位には平峰が入り、大きく遅れて勝田貴元(トムス)が同3位に続いた。

 このレース、展開によっては平川のチャンピオンがここ岡山で決まる可能性もあったが、それはかなわず、チャンピオン争いは次戦、スポーツランドSUGOに持ち越されることとなった。

 次戦はスポーツランドSUGOに舞台を移し9月22、23日に第11,12,13戦と3連戦が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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