Formula Nippon

FN第7戦SUGO決勝記者会見

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優勝 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)

 「レインレースはスタートが難しくて、小暮選手を抜かなければいけないと思っていたので1コーナーでブレーキをぎりぎりまで遅らせました。小暮選手がアウト側にいて抜いたんですが、金石選手がまだその前にました。路面が乾くにつれてタイヤがつらくなってきたので無線でいつ入ろうかと連絡を取り続けていたんですが、松田選手と金石選手の1周前のベストなタイミングで入れたのが良かったですね。スリックタイヤでのクルマが速かったのでそこからは差を付けることができました。最後は6秒差もあってボスから『Be careful、Be careful』とプレッシャーをかけ続けられていたので、ミスをしないように気をつけてペースを落としました」

2位 ブノワ・トレルイエ(mobliecast Team IMPUL)

 「スタート前、セッティングが決まってなくてぎりぎりまで調整をしていました。とりあえず速くはないけど安定した状態にはなりました。スタートのときは小暮選手が隣にいたので緊張しました(笑)。金石選手の動きを見ていてアウト側が空いたのと、松田選手も小暮選手をマークしてたのでアウトには来ないだろうとおもってアウト側から1コーナーに入りました。ピットインのタイミングは良かったですね。アウトラップは遅かったけど松田選手の前に出ることができました。でもロイックが速くて抜くことは出来ないだろうと思い、無理をしてレースを失うよりは、松田選手とのギャップを築くことだけを考えていました。松田選手が後ろに来たときは、彼もぼくのミスを待っているだろうし、そのミスだけはしないように気をつけて走りました。チームチャンピオンも取れたし、ドライバーズチャンピオンでも差を広げることができたので良かったです」

3位 松田次生(mobliecast Team IMPUL)

 「スタートが全てでした。小暮選手を抜きたいと思う気持ちから、アクセルを踏みすぎてホイールスピンが多くて、金石選手に抜かれ、ブノワにも並ばれました。そのとき、小暮選手と当たってその反動でブノワ選手にも当たりました。事故はしないように急ブレーキをかけましたが、あれは危ない状況だったですね。スタート後はあきらめずに、小暮選手の後ろについて彼がペースの上がらないときに抜くことができました。路面が乾いてからはタイヤのタレが激しくて、セーブしてピットはいるまで水の多いところを走ってタイヤを冷やしてピットインするときにプッシュしました。金石選手とデュバル選手の近くまで行ってからピットに入ったんですが、この状況ではアウトラップは無理できませんでした。最後は、ブノワ選手にひっかかってしまいましたが、無理して当たって2台リタイアするよりは、この順位でもチャンピオンの可能性は残っています。あきらめないで残り2戦頑張りたいと思います」

優勝監督 中嶋悟(PIAA NAKAJIMA)

 「鈴鹿からずいぶん間が空いたんですけど、各レースいいところはみせつつも結果に結びつかなくてちょっと本人はいらいらしていました。今回SUGOへ来て、うちのクルマは過去からSUGOでいい成績を残しているし、ドライバーとエンジニアのマッチングもよくて金曜日から上のほうにいられて、予選は2人とも今年のベストグリッドです。いつもかなり後ろから走ってる割にはいいところまでいってるので、今回はかなり可能性があるのかなと思っていました。とにかくドライバーが素晴らしいですね」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI



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