Formula Nippon

FN:第7戦オートポリス公式予選 小暮がコースレコードを更に更新して今季3度目のポール獲得!!

2009全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦、オートポリスの公式予選は、 #32小暮卓史が1分32秒556と午前中に更新したレコードタイムを更に短縮、今季3度目のポールポジションを獲得した。
2位にはQ1から好タイムを連発してナカジマ勢に食い下がった#41伊沢拓也(DOKOMO DANDELION)、 3位にはルーキーの#10塚越広大(HFDP RACING)がつけ、ホンダエンジンユーザーが1-2-3位を独占する結果となった。

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公式予選は午後1時45分より、ノックアウト方式で行われた。

Q1でトップタイムをたたき出したのは2年目の伊沢。
ここまで数戦の不振が嘘のように、セッション終盤に1分33秒015を叩き出し、小暮を僅か1000分の1秒差で退けた。
2位はその小暮。3位にはチームメイトの#31ロイック・デュバルがつけ、ナカジマ勢が相変わらずの速さを見せ付けた。

一方、Q2進出をかけたボーダーライン上の戦いは、#7国本京佑が1分34秒200で11位、 #36大嶋和也が1不34秒443で12位に終わり、大嶋は13位立川とともにここで予選を終える結果となった。
ただし大嶋は前回のリタイヤでエンジン換装を余儀なくされ、今回最初から10グリッド降格が決まっているため、 あるいは無理を避けての結果なのかもしれない。

10分のインターバルの後に行われたQ2でも伊沢の勢いはとどまることを知らず、 最初のアタックでいきなり1分32秒808をたたき出してみせる。
前回優勝の#36アンドレ・ロッテラーも1分32秒935で続くが、最後は小暮が1分32秒724を記録して堂々のトップ。 デュバルも1分32秒749で続き、このセッションはナカジマレーシングの1-2という結果に。

一方、Q3進出をかけた8位争いは、一旦は#20平手晃平のものとなったかに見えたが、 終了後に黄旗提示中のタイムの扱いを巡って審議が行われ、結局平手と、#2ブノワ・トレルイエの出したベストタイムが抹消とされたため、 それまで10位となっていた#7国本京佑が8位に繰り上がり、Q3へ駒を進めることとなった。
ここで平手、トレルイエとともに、#8石浦宏明が予選を終えた。

Q2の審議が行われた影響により最後のQ3セッションは開始が約10分遅れることに。
ここではまずロッテラーが1分33秒202を記録すると、その直後に伊沢がまたしても1分32秒814の好タイムを出してくる。
続いてアタックに入ったのはポイントリーダーのデュバル。
しかしデュバルは1コーナーでコースを飛び出し、タイヤバリアに突っ込んでしまった。
これによりフロントウィングとホイール1つを失ったデュバルはそのままピットに戻ってクルマを降り、8位が確定した。

しかしその直後、チームメイトの小暮は午前中のベストタイムをも上回る、1分32秒556の新コースレコードを叩き出し、 前回開催の2006年同様、ポールポジションから明日の決勝に臨むこととなった。
小暮のポール獲得は今季通算3度目。ナカジマレーシングは第3戦もてぎ以来5戦連続のポール獲得となった。
また予選2位は伊沢、3位には塚越が入り、ホンダエンジンが上位3台を独占することとなった。

第7戦決勝は明日午後2時30分より、54周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum



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