Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿第2レース 上位3人のコメント

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優勝:#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)
fn_r07_r2_pc_oliveira タフなレースでした。上位4人が僅差でチャンピオンを争うという状況で、最後まで一つのミスも許されないという大きなプレッシャーの中で走りました。
序盤にコグレに抜かれたときは一瞬不安になりましたが、余りにもペースが速いのですぐに作戦が違うんだと判り、それからは後ろのアンドレとのギャップに気をつけて走ることにしました。終盤4、5周でやっと大丈夫だと感じ、それからは慎重に走りました。
第1レースでは「5秒前」ボードが出ると思い込んでニュートラルにして待っていたため、1速に入れるのが遅くなり、4位にポジションダウンしたので、第2レースでは最後尾がグリッドについた時点でチームから無線で知らせてもらうことにして、うまくスタートできました。
2位:#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r07_r2_pc_lotterer スタートは良かったと思います。1コーナーのスピードにアドバンテージがあると思ったのでそのままアウトから並んで3位に浮上しました。第1レースで僕のパッケージが優れていると感じたんですが、このレースでは中々トップの2台に近づけませんでした。スキッドプレートのことを考えて車高を少し上げたためにクルマのバランスが変わってしまったのだと思います。それでもタイヤ交換をしてからはバランスが良くなり、コグレの前にも出ることができました。最後までタフなレースでした。
(タイヤ1本交換の作戦にしたのは)チームに判断を任せました。狙いはピットストップの時間を短縮することと、ミスのリスクを減らすため。それからリヤを2本とも変えてしまうとアンダーステアが出てしまうので、それを防ぎたかったんです。
3位:#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_r2_pc_kogure このレースでは優勝してもオリベイラ選手が3位以下で無いとタイトルが取れないので、まずはスタートで前に出ること、それから山本選手が2位に上がってくることが理想でした。そのためには給油して4本交換もアリじゃないかとチームが判断しました。ピットインの周回は燃料等裁量から予め決まっていました。ピットストップでのエンジンストールで、それまでの良いことを全部忘れてしまいました。血の気が引きましたね。フォーミュラニッポンでは一度もストールしたことがなかったのに、こんな大事な場面でやってしまって、チームに申し訳ないと思います
優勝チーム監督:星野一義(Mobil 1 TEAM IMPUL)
fn_r07_r2_pc_hoshino ドライバーにはプレッシャーをかけないようにして、「青信号になったら行け」とそれだけ言っていました。
SUGO、オートポリスとトムスの作戦が光っていたので、オリベイラにも同じものをプレゼントしたいと思っていて、今回はかなえられたと思います。
優勝の喜びは勿論ありますが、それ以上に今回は(こみ上げるものが)きましたね。63にもなってこんなに感激するなんて、止められない世界だね。
トップの4人の誰がチャンピオンになってもおかしくない状況で、こんなに接近した戦いをしている。こんなに面白いレースなんだから、もっとお客さんに入って欲しいね。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNSIHI


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