Formula Nippon

FN第1戦富士公式予選2回目 ポールはトレルイエ

2006年全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦富士スピードウェイの公式予選2回目は再びインパル勢3名による熾烈なタイムアタック合戦が繰り広げられ、#19ブノワ・トレルイエがチェッカー寸前にトップタイムを叩き出してポールポジションを獲得した。

0401_treluyers 予選2回目は午後2時開始。天候は晴れだが、午前中より風が強まり、気温も若干下がってきた。
各ドライバーとも、28秒台から走り始めて徐々にタイムを上げていく。
予選30分を越えた時点では未だ、午前中の#20松田次生のタイムを破るものは現れていない。
この時点でのトップは#19ブノワ・トレルイエ。しかしタイムは1'26.498と、松田どころか自身のベストにも及ばない。まだ各ドライバーともニュータイヤの投入には踏み切れて居ないようだ。
そんな中でも、午前中不調だった#5道上龍や#8高木虎之介らは着実にタイムアップしてきている。
最高速は#37土屋武士が記録した314km/hだが、土屋はセッション半ばの22分過ぎにメカニカルトラブルでヘアピン立ち上がりにクルマを停めることになってしまった。

タイムアタック合戦が本格化したのは残り時間が8分を切ったあたりからだ。
最初に動いたのは#1本山哲。
まずは1分26秒583でこのセッションの2番手に上がる。
続いて#20松田次生が1分26秒288と、午前中に出したタイムを更新して再びトップに立つも、すかさずトレルイエが1分26秒265と僅かに上回り、ここでチェッカー。
ポールポジションはトレルイエ、2番手に松田、3番手は本山と、午前中に引き続いてインパルが1-2-3を占め、新車開発で一歩抜きん出たところを見せ付けた。

このセッションでの4番手には、今季初参戦のインギングに加入した#33ロニ・クインタレッリ。
5番手には#3山本左近が入り、ここまでが全車トヨタエンジンユーザー。
6番手の#40ビヨン・ビルドハイムがホンダ勢の最上位となった。
しかしこのうち、山本とビルドハイムは午前中のタイムを更新できなかったため、予選総合での順位は、4番手ビルドハイム、5番手クインタレッリ、6番手山本となった。

第1戦の決勝は明日4月2日午後2時35分より、65周で戦われる。


(TEXT:Kazuhisa SUEHIRO)



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