FN第9戦予選レポート
台風10号の悪天候から、土曜日の予選セッションは20分で中断。
残り40分は、引き続いて決勝日の朝にフリー走行とSSをキャンセルすると
いう異例のスケジュールとなった。
土曜日に暫定トップタイムをマークしている# 1 影山 正美は、
「公式予選時のオフィシャルによる回収車両は、残りの40分間の予選には出走
できない」(ブルテンNo.98-012による)(公式通知)
ということとなってしまい、雨を願っているはずだ。
予定の8時30分からコース上の看板の撤去作業で10分遅れで、雨の降りしきる
中公式予選が開始された。
だが、4分後に300Rで#63 OSAMUがクラッシュ。再び赤旗でセッション
は中断される。
8時52分、残り36分で再開されるが、雨がひどくなり再びわずか2分で赤旗
中断。
天候の回復の兆しがみられ、一部では薄い雲から青空ものぞいてきた9時5
分。34分間で再開される。だが、メインスタンド前では雨が降り続いている。
#6 脇坂薫一、#22 石川朗がコースイン。水しぶきを大きく上げての走行となり、
水のたまった部分では足をすくわれる状況だ。#6脇坂は1分41秒台を刻む。#22
石川も1分46秒台とコンディションはまだまだだ。#35D.マラガムワもコース
イン。多くのマシンはコースコンディションの良くなるまでは静観している模
様だ。
#6 脇坂は40.969までタイムを上げる。
#22 石川も43.192がベストタイムと言う状況。
残り20分をきり、#19黒澤琢弥、#20影山正彦らが動き出す。
だが、#20影山は早々にピットへ戻る。
残り10分、雨はほぼあがり各車コースインへあわただしい動き。
残り5分となって、ダンロップコーナー入口で#55金石がコースアウト。
残り3分、#20影山が昨日を上回る35秒420をマーク。さらに064までタイムを
刻んで11番手とした。
チェッカーギリギリで#2 R.ファーマンが32秒731を出し4番手に割って
入った。
だが、これ以外上位陣には大きな変動は見られず、土曜の予選結果に近い形の
グリッドとなった。
(公式予選暫定結果)
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# 1 影山 正美 1'31.887
#19 黒澤 琢弥 1'31.992
#65 T.コロネル 1'32.709
# 2 R.ファーマン 1'32'731
# 8 本山 哲 1'33.035
#64 山西 康司 1'33.132
#55 金石 勝智 1'33.443
#11 野田 英樹 1'33.460
# 7 N.フォンタナ 1'34'116
#56 脇坂 寿一 1'34'236
#20 影山 正彦 1'35.064
#14 道上 龍 1'35.175
# 5 M.グーセン 1'35.363
#18 立川 祐路 1'35.501
# 6 脇坂 薫一 1'35.706
#36 玉中 哲二 1'35.955
# 3 川本 篤 1'36.343
#12 飯田 章 1'36.594
#62 柴原 眞介 1'37.847
#17 近藤 真彦 1'38.732
#63 OSAMU 1'39.200
#21 田中 哲也 1'39.228
#22 石川 朗 1'39.939
#35 D.マラガムワ 1'41.196
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ポールポジション#1 影山正美のコメント
「昨日は13分しか走ってない。長い40分は、最初は10分遅れてどうなるかと思
ったけど、雨が強くなったりしてきた。とにかく走れないんで見てるしかない。
300Rや最終コーナーの水しぶきを見ながら、33秒台を出してきたマシンがいた
ので『ギリギリかな』と思いました。毎レースめいいっぱいやってるんで、そ
のなかの2戦です。いつもどおりに自分のレースをします。クラッシュした時
は『壊してゴメン』とあやまりました。『大丈夫、直してやるから』とスタッ
フ全員が言ってくれました。データ的にはボクはウエットレースが良いですが、
ドライならもてる力を出し切るだけです」
***JCG00146 竹下 恵一郎//KEIICHIRO TAKESHITA***
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