Formula Nippon

FN 第9戦 レース速報

 FN第9戦レースレポート

 台風は通り過ぎたものの、富士の天気はきまぐれだった。
 晴れ間がのぞいたかと思えば、土砂降りの雨が降ると言った状況で、朝に予
定されていたフリー走行がスタート直前に変更。
 トップタイムをマークしたのは#19黒澤琢弥の35秒570だった。

 スターティンググリッド上でまたしても雨がひどくなり、セフティーカー先
導によるローリングラップが14時に開始された。
 ローリング2周目に#6脇坂薫一がストップ。オフィシャルによってコース
外に排除されてしまう。その後、ピットロード入口まで戻るがストップし、ド
ライバーはマシンを降りた。
 5周終了時、ペースカーのランプが消えて、ピットイン。

 ようやくスタートとなった6周目、水煙を上げながら各車はスタート。ダン
ロップ入り口で#8本山がジャンプアップ。#1影山、#19黒澤、#8本山のオ
ーダーとなった。以下、#65コロネル、#2ファーマン、#56脇坂となる。
 7周目、左リアがバーストした#12飯田がピットイン。ダンロップコーナーで
仕掛けた#19黒澤がトップに。#1影山、#8本山、#65コロネル、#2ファーマン、
#56脇坂のオーダー。
 8周目、#19黒澤の3.5秒差で#1影山、そして背後に迫った#8本山が9周目の
1コーナーで2番手にあがる。
 9周目300Rで#56脇坂が単独クラッシュ。
 トップ#19黒澤は1分32秒台のペース。
 10周目の1コーナーで#36玉中がスピン。
 10周終了時は#19黒澤、#8本山、#1影山、#2ファーマン、#65コロネル、#7
フォンタナ、#55金石、#20影山、#18立川、#64山西のオーダー。

 11周目最終コーナーで#65コロネルが#1影山をパス。どうもペースが上がらな
い#1影山だが、昨日のクラッシュの影響があるのだろうか。

  12周目、トップ#19黒澤から11秒差で#8本山、そして#65コロネル、#2ファー
マン、#7N.フォンタナ、#55金石のオーダー。
  また、コース上の雨がひどくなる。

 14周目、トップ#19黒澤は33秒647、17秒差の#8本山は36秒台とペースが上が
らず、#65コロネルが34秒台で追い上げる。そして、15周目のダンロップコーナー
で#65コロネルが2番手に。
 15周終了時は、#19黒澤に21秒差で#65コロネル、
 16周目の1コーナー、#20影山正彦はグラベルでストップ。#11野田はヘアピン
でスピン。再スタートをきる。
 18周目、100Rでトップの#19黒澤がスピンし、コースアウト!
 ここで、ペースカーランとなる。
 18周終了時、#65コロネル、#8本山、#7フォンタナ、#2ファーマン、#55
金石、#18立川、#14道上、#1影山、#12飯田、#64山西のトップ10
 20周終了時にペースカーがピットイン。
 再スタート直後の1コーナーでは、#65コロネル、#7フォンタナ、そして#8
本山に。ここで#35ムラガムワに10秒のペナルティストップが課せられる。
 21周目は、#65コロネル、#7フォンタナ、#8本山、#2ファーマン、#55金石、
#18立川、#14道上、#64山西、#1影山、#12飯田のトップ10にかわる。
 22周目、最終コーナーで#3川本がスピン、その後ダンロップコーナー入口で
#64山西がクラッシュ。2人のドライバーはマシンを降りる。
 23周終了時から再びセーフテーィカーランとなる。ここで#35ムラガムワがピッ
トストップ。
 24周目に#5グーセンがダンロップコーナーイン側でマシンを止め、ドライバー
は降りてしまう。
 1時間が経過したコース上はまだ25周目。雨はほぼあがった模様だ。だが、その
わずか2分後には再びコース上を雨が濡らす。
 ここで、#55金石がピットイン。タイヤ交換、壊れたノーズセクションの交換を行
う。だが、ピットエンドでエンジンストール。
 26周終了時、ペースカーがピットイン。#7フォンタナがトップを奪い、#65コロ
ネル、#7本山の順に。ダンロップコーナー入口で#65コロネルがスピンし。#14道
上と#18立川がここに接触し、2台はストップ。
 27周目、#7フォンタナ#8本山、#2ファーマン、#65コロネル、#1影山、
#12飯田のトップ6に。
 28周終了時、ダンロップコーナーでストップの2台を排除するために再びペース
カーが入る。29周目、100R先で#36玉中がストップ。
 ペースカーラン中の31周目、1コーナー手前で4位走行の#65コロネルがストッ
プしてしまい、オフィシャルによって排除される。
 31周終了時は、#7フォンタナ、#8本山、#2ファーマン、#1影山、#12飯田、
#21田中、#62柴原、#17近藤、#22石川、#11野田、#35マラガムワ、#55金石の12台
がコース上に生き残るサバイバルレース。
 32周終了で再スタート。#11野田がスタート違反でピットストップのペナルティ
 33周目、ダンロップコーナーで#8本山がトップに。#2ファーマン、#7フォ
ンタナ、#1影山、#12飯田、#21田中のオーダーとなる。
 34周目、#8本山がトップ。ベストラップの33秒382を更新。#2ファーマンも
33秒854で自らのベストタイムを出す。
 38周目、1コーナー#7フォンタナが#2ファーマンをかわし、#8本山、#7
フォンタナとチームルマンの1-2フォーメーションとなる。
 39周目、トップの#8本山と#7フォンタナの差は1.3秒。#7フォンタナは32
秒909のベストラップ。40周目のダンロップコーナーで#7フォンタナが#8本山
をとらえる。32秒995のフォンタナに対して、本山は35秒269とタイムが伸びない。
 41周目、トップ2台の差は3.3秒。#2ファーマンが3位、4位は#1影山だが、
2秒後方には#12飯田がいる。
  42周目、7番手走行の#62柴原がグラベルスタック。
 43周目、トップ2の差は4.3秒。 
 45周のレースは今季初の外人勢のフォンタナの優勝となり、2位で表彰台の本山が
最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを手にした。

(決勝レース暫定結果)
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# 7 N.フォンタナ     45周   
# 8 本山 哲                  6.883
# 2 R.ファーマン           10.447
# 1 影山 正美               28.745
#12 飯田 章                 30.260
#21 田中 哲也               39.286
#17 近藤 真彦             1'09.185
#22 石川 朗               1'19.135
#11 野田 英樹         44周   
#55 金石 勝智        43周   

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***JCG00146  竹下 恵一郎//KEIICHIRO TAKESHITA***


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