Japanese F3

F3第5戦 TIスーパーF3レース 決勝【暫定】


ようやく初優勝したオリベイラ (Photo: K.Asakura)

 午後になってTIの上空には薄雲が広がってきたが依然として汗ばむほどの陽気が続いている。午後3時20分、フォーメーションラップがスタート。ファオ・パオロ・デ・オリベイラがついに完璧なスタートを決めてトップで1コーナーへ入った。しかし、その後ろの集団が2コーナーで絡み5~6台がコースアウト。このためスターと早々にセーフティーカーが導入された。生き残ったのは、トップのオリベイラ、2位ロニー・クインタレッリ、3位ファビオ・カルボーン、4位柳田真孝、5位中嶋一貴、6位磯崎元彦、7位番場琢、8位小早川済瑠、再スタートした9位のアンティヌッチの9台。横溝はピットインしてその場でリタイヤ。セーフティーカーは4周を終わってコースオフ。9台で再スタートが切られた。

 再スタート後、中嶋が柳田をかわし4位に上がる。磯崎は最下位に後退した。6周を終わっての順位は、1位オリベイラ、2位クインタレッリ、3位カルボーン、4位中嶋、5位番場、6位アンティヌッチ。8周目、4位中嶋に迫っていた番場が1コーナーでコースアウト。再スタートするも8位まで順位を落とした。

 トップのオリベイラは徐々に2位クインタレッリとの差を開き始める。3位のカルボーンも遅れ始めるが、4位の中嶋に5位のアンティヌッチが迫ってきた。しかしそのアンティヌッチにドライビングスルーペナルティが課され、追撃もここまで。

 レースはこの後大きな波乱もなく18周を走って終了。優勝オリベイラ、2位クインタレッリ、3位カルボーンでエンジンメーカー3社が仲良く表彰台に立った。4位中嶋、5位小早川、6位柳田と続く。オリベイラは全日本F3初優勝、ついに予選番長を返上した。

 しかし、表彰式終了後、暫定結果としてカルボーンと番場琢に競技結果から1周減算のペナルティが課されることが発表された。午後5時30分現在、正式結果はまだ出ていない。

 さらにこの後、カルボーンの所属するスリーボンドチームよりこの裁定に対して抗議が出されたため、正式結果は後日開催される審査委員会を経て確定することとなった。

2004年5月8日 TIサーキット英田(岡山県) 決勝【暫定】 天候:曇り/コース:ドライ
TIスーパーF3レース -RIJ- (2004/05/08) Provisonal Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 5 TIサーキット英田 3.703 km
PNoDriverCarEngineLapTime
110ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C1832'29.102
24ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE183.345
38中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1811.672
432小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1827.724
514柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1828.338
6*1リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1847.037
750磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE1858.058
8*12ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE171 Lap 
9*36番場 琢DALLARA F3043S-GE171 Lap 
-------- <以上完走> --------
-3横溝 直輝DALLARA F3033S-GE018 Laps
-7山本 左近DALLARA F3043S-GE018 Laps
-19柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE018 Laps
-2武藤 英紀DALLARA F304M-TEC204C018 Laps
-33池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE018 Laps
  • Fastest Lap: #1 リチャード・アンティヌッチ 1'25.586 (17/18)
  • ゼッケンNo.1は、2004 TIサーキット英田4輪レース一般競技規則書 第8章 第41条(ピットレーン通過速度違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(15:45)
  • ゼッケンNo.12、36は、国際モータースポーツ競技規則 付則L項 第4章 2.c) 違反により、競技結果から1週減算及びペナルティポイント1点を課す。(17:03)


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