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スーパー耐久シリーズ2004 第1戦 「もてぎスーパー耐久500」決勝 リポート ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■月日:2004年3月20-21日 ■場所:ツインリンクもてぎ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■尾本組C-WEST ORCアドバンZ Z33フェアレディZのレース初優勝を飾る!! スーパー耐久シリーズ2004は3月20~21日に、ツインリンクもてぎで開幕。クラ ス3(排気量2001cc~、2WD)で、尾本直史/山田英二組の#23C-WEST ORCアドバンZ が優勝。3位、5位にもZがゴールして今シーズンの大活躍を予感させる結果となっ た。 【公式予選】 開幕戦は45台の決勝グリッドに対して52台のエントリーがあったために、7台の 予選落ちが出る。9台のエントリーがあったクラス3でも1台が予選落ちとなり、 気の抜けない予選となった。 クラス3には、#19TC-KOBE・MAX・Z33(輿水敏明/牧田克哉組)、#23C-WEST ORC アドバンZ、#245モバイルキャスト アドバンZ(星野一樹/柳田真孝組)と3台のフ ェアレディZが出場。 予選日の20日は、雲がかかり寒い朝となった。ウェットコンディションの中、3 台のZのドライバーは6人全員が基準タイムをクリア。しかし積雪と霧による視界 不良のため、決勝グリッドを決定する「グリッド予選」は翌日に順延されること になった。 21日は朝から素晴らしい青空となった。昨年から継続参戦の#23 Zは2分5秒466 で終盤までクラストップにいたが、最後に#83NSXに逆転されたためにクラス2位 のグリッドにとどまった。2年連続でGT-Rをクラス1チャンピオンに導いたRS中春 がメンテナンスを担当する#245 Zはクラス3位、マシンを昨年までのGT-RからZ にスイッチしZ432R(S30)のカラーリングを施した#19 Zはクラス5位で、3台がす べて予選を通過した。 【決勝】 105周、500kmの決勝レースは、13時32分にパレードラップがスタート。 前日の悪天候にもかかわらずもてぎを訪れた8200人の熱心なファンが見守る中、 ローリングスタートが切られた。1周目#19 Zの輿水が一つポジションを上げ4位 に。2位の#23 Zの山田は徐々に#83 NSXとの差を詰め25周前後にはテールtoノー ズ状態に。34周目にはついに逆転してクラストップに浮上した。コースアウトを 喫して45周目に#83 NSXがピットインすると#23、#245、#19とZがクラストッ プ3を独占しニッサン/Zファンを狂喜させた。 折り返し点も近い46周目に#19 Zがピットインし牧田に交代。#245 Zは48周目 に柳田へ、#23 Zは52周目に尾本にバトンを渡した。しかし70周近くなったころ に#245 Zのラップタイムがばらつき始めた。電気系トラブルが最後まで完全に は直らなかったが、何とか5位で完走を果たした。 #19 Zは後半にミッションが入りづらくなり、ペースが上げられず#27 M3に逆 転を許し3位へ。そのままポジションを守り初表彰台を獲得した。 いっぽうトップの#23 Zは、2位に約1周のマージンを持っており、終盤はペース を落として余裕のゴール。Z33のレースカーに初めての優勝をもたらした。 なお、総合優勝は竹内浩典/田中哲也組の#33FALKEN☆PORSCHEだった。 ■尾本直史選手(#23 C-WEST ORCアドバンZ、クラス優勝) 「やっと勝てました! 雨はまだつらいので昨日雪で予選が順延になったのはラッ キーでしたし、今日は晴れたので勝つ自信はありました。去年1年頑張ったから マージンがあったのだと思います。ラーマン(山田)とのチャンピオンコンビ(02年 クラス3/RX-7)は、ライバルにとって手強いと思いますよ!」 ■RACE RESULTS-Class 3 Pos(Overall)--Machine--Lap--Driver 1(9) C-WEST ORCアドバンZ 100 山田英二/尾本直史 2(11) FINA ADVAN M3 99 古谷直広/筒井克彦 3(12) TC-KOBE・MAX・Z33 99 輿水敏明/牧田克哉 4(17) エンドレスアドバンRX-7 97 杉林健一/山口英光/入口秀輝 5(24) モバイルキャスト アドバン Z 94 星野一樹/柳田真孝 6(27) BP ADVAN NSX 92 古橋 譲/玉本秀幸/小林正吾 ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。