全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第5戦 「MOTEGI GT CHAMPION RACE」 公式予選 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2004年9月4日 ■開催場所:ツインリンクもてぎ(栃木県) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■ #1「ザナヴィ ニスモZ」が0.01秒差でフロントローを獲得 JGTC第5戦は、シリーズ後半の行方を占う上で非常に重要なレースとなる。そのた め、各チームとも相当の準備を重ねて公式予選に臨んでいる。2回目の予選が始ま ると大粒の雨がパラパラとコースを覆った。 天候回復に賭け、フレッシュタイヤを温存したチームは、一様に不安そうな表情で 空を見上げていた。しかし、それも長くは続かず、予選の最終セクションであるGT500 専有時間までには、路面は湿りながらもレコードライン上はドライというコンディ ションとなった。 朝10:00からの公式予選1回目、#12「カルソニックIMPUL Z」が2位、#1「ザナヴィ ニスモZ」が3位という順位であったが、予選2回目GT500の「アタックショー」は、 前日のテストでも好調ぶりをアピールしていたスープラ勢がまずコースに躍り出し て始まった。そしてこの2回目の予選は、こぞって1回目のベストラップタイムを短 縮していく。 日産勢では、#1「ザナヴィ ニスモZ」は本山哲が、#22「モチュールピットワークZ」 はミハエル・クルムがフレッシュタイヤを履いてピットで待機し、好機を待った。 そして、予選終了10分前にそろってコースインしていった。本山は、丁寧にタイヤ の温度を上げながら1周し、アタックラップを開始した。このときのベストタイム は、午前のタイムを0.3秒縮め、1分46秒814。再びリーダーボードのトップに返り 咲いた。しかし同時にコースに入っていた#35スープラが、本山のタイムを0.008秒 上回ってトップを奪ってしまう。ピットからの無線でそれを聞いた本山は再逆転を 期してプッシュするが叶わず。#35スープラが最終ラップにさらに0.002秒タイムアッ プしたため、本山の2位が確定した。また、100kgのウェイトを積むためポールポジ ション争いに加われなかった#22もタイムアップに成功。 1回目の14位から1つポジションをあげて13位で予選を終了した。 予選1回目にタイヤ2セットを使いきっていた#12「カルソニックIMPUL Z」 は決勝レースに向けたセットアップを続けた。タイムは1回目のベストタイムのま まで、予選総合6位のポジションが確定した。 ■公式予選結果 Pos. Car Name No. Driver Laps 1 イエローハットYMSスープラ #35 服部尚貴 / 脇阪薫一 1'46.698 2 ザナヴィ ニスモ Z #1 本山 哲 / リチャード・ライアン 1'46.708 3 エッソウルトラフロー スープラ #6 脇阪寿一 / 飯田章 1'46.814 4 ECLIPSE ADVAN スープラ #25 織戸 学 / ドミニク・シュワガー 1'46.927 5 auセルモスープラ #38 立川祐路 / 荒 聖治 1'47.049 6 カルソニック IMPUL Z #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'47.078 7 WOODONE トムス スープラ #36 土屋武士 / マルコ・アピチュラ 1'47.096 8 EPSON NSX #32 松田次生 / アンドレ・ロッテラー 1'47.111 9 TAKATA童夢NSX #18 道上龍 / セバスチャン・フィリップ 1'47.276 10 DYNACITY トムススープラ #37 ジェームス・コートニー/片岡龍也 1'47.292 13 モチュールピットワークZ #22 影山正美 / ミハエル・クルム 1'47.691 16 G'ZOX・SSR・ハセミZ #3 金石年弘 / エリック・コマス 1'48.712 ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。