Formula Nippon

Fニッポン 第3戦 ツインリンクもてぎ 上位3人のコメント


(Photo:K.Takeshita)

優勝 アンドレ・ロッテラー
「最初の状態は良くなくて、スタートも上手くいかなかったし、ペースを
維持するのも難しくて、後からどんどん抜かれてしまったが、チームが
戦略をどんぴしゃで決めてくれて片岡の前でピットアウトできた。セーフ
ティカーが入ったときは菅生の赤旗を思い出して嫌な予感がした。大きな
ギャップを築いてからも、リズムをつかみにくくて集中力を維持するのが
難しかった。レースで優勝するのは2001年のイギリスF3以来だけど、昨年
はフォーミュラニッポンのデビューシーズンということもあり、勝てなく
ても仕方ないと思っていたが、今年こそは絶対勝ちたかった。初優勝まで
は長く掛かったと思うけど、その分これから一杯勝てば良いと思う。
(これでポイントリーダーになったが)チャンピオンについて語るのは
まだ早いよ。実質的なリーダーというのは現時点ではまだいないと思う」

2位 井出有治
「雨が降ったり止んだりと天候が不安定だったので、走行ラインを探し
ながらトップの本山さんについてって、行ければ行ってしまおうと思って
いました。スリックタイヤへの交換は、先に交換したロッテラーと片岡が
5秒以上速いと無線で聞いてすぐにピットに入りました。次の周には本山
さんが入ってきたので、アウトラップでなんとかして前に出ようと必死で
プッシュしました。その後片岡に追いつきましたが、こっちは完全な雨
セッティングでダウンフォースをつけていたので、抜くことができません
でしたから、SC明けがチャンスだと思って1コーナーでパスしました。
ロッテラーには後ろについてプレッシャーをかけていこうと思いましたが、
完全ドライではストレートが伸びないので駄目でした」

3位 片岡龍也
「3位という結果は素直に嬉しいです。フォーメーションラップの時点で
『路面はどうだ』と無線で聞かれ、『すぐスリックに履き替えても大丈夫』
と答えました。そこからは給油に必要な最低限の周回まで引っ張り、その後
はいつでも自分の判断で交換に入るつもりでした。今回はチームの作戦が
僕の足りない部分を補ってくれましたが、次回からは自分もレベルを上げて、
チームを助けられるぐらいになりたいです。セーフティーカーが入るまでは
ペースもよかったので、再スタートでアンドレを抜こうと頑張ったらホイー
ルスピンをさせてしまい、井出さんに抜かれてしまいました。本山さんと
ブノワに追いかけられているときは、気持ちが折れた時点でやられてしまう、
と思い、集中して走りました。最後の5周は本当に長かったです」

優勝監督 中嶋悟
「今年に入って2つ勝ちました。アンドレの初優勝は嬉しかったですね、途中
のことは忘れましたけど。天候に関してはこっちが作戦をあわせるしかない
のですが、アンドレはウェットコンディションでは乗り難そうでしたから
『クルマが合ってないのかな』と思いましたし、片岡が既に交換を済ませた
こと、南の空は明るくなってきたことから、『このまま走ってもペースは
上がらないな』と思い、無線でピットインを指示しました。アンドレのクルマ
は点火カットの調子が良くなかったので、レースでその影響が出ないか心配
でしたが、アンドレは上手く乗りこなしてくれました」


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