Formula Nippon

Fニッポン 第1戦 2&4レース 予選2回目 道上開幕ポール奪取!

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5ZIGEN移籍後初のPP獲得に笑顔の道上(Photo:Motorsports@nifty)

 午後3時5分、予選2回目が始まったがコースコンディションは相変わらずウェット。冷たい雨がシトシトと降り続いている。タイムアップは望めないが、レインセッティングを試す貴重な時間のため、各車レインタイヤを履いて慎重にコースイン。

 明日の決勝を控えているため無理はせず、タイムは2分を大きく上回る程度で、さしずめ雨中のウォームアップランといったところ。そんな中、開始から20分、一人気を吐き2分04秒台とダントツの速さを示していたルーキー#1小暮が、2コーナー立ち上がりでスピン、クラッシュ。フロントの足回りを傷めてしまった。予選3位という絶好のポジションを得ているだけに、このクラッシュが決勝にどんな影響を及ぼすのか、気になるところ。

 ポールポジション確定の#5道上は、早々に走行を切り上げ、ピットで松本監督と談笑。すでに頭は明日の決勝へと向いているようだ。去年は負傷欠場もありツキのないシーズンだったが、今年はいいシーズンスタートとなった。

 結局、グリッドは1回目の予選で決まり、#5道上-#22脇阪-#1小暮-#19本山-#20トレルイエ-#2ロッテラーという順で決勝のスタートを迎えることになった。

ポールシッター道上

「天候の崩れが心配だったので、最初にコースインをして早めに2セット目を投入しました。決勝の作戦はこれからミーティングします。ドライセッティングはかなりいいので、スタートをミスらないようにして初優勝を狙いたい」

2位脇阪

「他のチームに比べて準備不足だったので、このポジションには満足している。車は煮詰まっていないが、雨になることを考えタイヤの使い方を工夫した結果です」

3位小暮

「車はうまく仕上がっている。昨日よりも今日のほうがバランスはいい。車のポテンシャルを引き出し切れなかったのは悔しいが、3番手は上出来と思います。予選2回目のクラッシュは2コーナー4速で回るところを3速に入れてしまった結果です」

■予選2回目 天候:雨/コース:ウェット

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2003/03/22) Qualifying-Session:2 Weather:Rainy Course:Wet
2003 Fomula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.824 km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
140リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION2'03.269--170.09
211松田 次生TEAM CERUMO2'04.2801.0111.011168.70
312井出 有冶TEAM CERUMO2'04.3471.0780.067168.61
41小暮 卓史PIAA NAKAJIMA2'04.8961.6270.549167.87
52アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA2'04.9611.6920.065167.78
68土屋 武士Team LeMans2'05.5352.2660.574167.02
722脇阪 寿一TEAM 222'05.7362.4670.201166.75
83立川 祐路Olympic KONDO2'05.7922.5230.056166.68
99黒澤 治樹TEAM NOVA2'07.6724.4031.880164.22
1028野田 英樹Team MOHN2'08.5815.3120.909163.06
117金石 年弘Team LeMans2'08.6375.3680.056162.99
126福田 良5ZIGEN2'09.2675.9980.630162.19
134ドミニク・シュワガーOlympic KONDO2'09.6306.3610.363161.74
1420ブノワ・トレルイエTEAM IMPUL2'10.1106.8410.480161.14
1541服部 尚貴DoCoMo DANDELION2'12.7629.4930.864157.92
1610藤沢 哲也TEAM NOVA2'18.69215.4235.930151.17
175道上 龍5ZIGEN2'19.89316.6241.201149.87
1819本山 哲TEAM IMPUL2'23.30320.0343.410146.31
  • 走行開始前に、2003年全日本フォーミュラニッポン統一規則第13条5条に基づき、ウエット宣言をした。



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