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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第11戦オートポリス チャンピオンクラス決勝 鈴木斗輝哉がポールtoウィンで今季4勝目を飾る

優勝した鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)

 11月18日、2025FIA-F4選手権シリーズ第11戦チャンピオンクラスの決勝が、大分県・オートポリスで行われ、ランキング2位の鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)がポール・トゥ・ウィンで今季4勝目。ランキングトップの佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)が2位に入った。

 残り2大会。シリーズも大詰めに入った。今大会を迎える前の時点でランキングトップの佐藤(184.5p)と鈴木(152p)の差は32.5p。佐藤が圧倒的優位となっている。4戦でこの差を逆転するのは至難の業だが、鈴木としては連勝を続けるしかない。

 スタート前に、細かな雨粒が落ちてきたが、路面を濡らすほどではない。

決勝がスタートした

 好スタートを見せたポールの鈴木に対し、2番グリッドの森山冬星(JMS RACING with B-MAX)はストール気味になってしまい、後方の車両に飲み込まれてしまった。代わって佐藤が2位に上がる。

 オープニングラップは、鈴木、佐藤、武藤雅奈(TGR-DC RS F4)、白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、森山、新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)の順。

 安定して1分54秒フラットを刻むトップの鈴木は、2位佐藤との差を、4周目に1秒、6周目には2.4秒にまで開いて、独走状態に持ち込む。

 7周目に再び雨粒が落ちてくるが、レースに影響を与えることはなかった。この頃から熾烈になったのが6位争い。新原に、チームメイトの百瀬翔(HFDP with B-Max Racing)、昨年はホンダの育成チームで走っていた洞地遼⼤(PONOS RACING MCS-24)が迫った。

 ペースの上がらない新原は、無理に抑えることはしなかったものの、8周目に百瀬、9周目に洞地に抜かれ、8位に後退してしまった。

 終盤になってもペースの落ちないトップ鈴木は、2位佐藤に6秒以上の差をつけ、今季4勝目のチェッカーを受けた。これで25ポイントを加えて177p。18ポイントを加えた佐藤(202.5p)とのポイント差は25.5に縮まった。

 3位には初表彰台の武藤が入った。堂々としたレース運びを見せた武藤は2009年生まれの16歳。今後が楽しみなドライバーだ。

 第12戦決勝は、明日午前9時15分からから、13周(または30分間)で行われる。

優勝は鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

決勝2位は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

決勝3位は武藤雅奈(TGR-DC RS F4)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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