フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第3戦Race6、7の公式予選が、7月12日、鈴鹿サーキットで行われ、梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が、前大会に続いて両レースともポールポジションを奪った。
マスタークラスは、鳥羽豊 (AIWIN)がダブルポールで、開幕戦からの連続ポール記録を7に伸ばした。
富士ラウンドから2週間というインターバルでFRJの舞台は鈴鹿へ。今回はやや台数が減り11台のエントリー。総合を争う主なメンバーに変わりはないが、マスタークラスはチャンピオン最右翼の鳥羽と、ユキ(NILZZ Racing)の2台となった。
上空には雲が多く、蒸し暑い天候のなか、Race6と7の予選が、午前11時10分から15分ずつ、10分間のインターバルを挟んで行われた。
Race6予選
梅垣がアタック2周目に1分57秒489をマークしてトップに立つと、ライバルの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)も57秒702で迫るが、これは走路外走行で採用されず。このノータイムで鈴木のリズムは狂ってしまった。
代わって2位に食い込んできたのが、卜部和久(B-MAX RACING F111)。ここまでトムス勢に遅れを取ってきたが、今回は前日の練習走行でも差を詰めてきている。
11分が経過したところで、3番手タイムを出していた大宮賢人(PONOS RACING F111/3)がS字でコースオフ。コースサイドにクルマを停めたため、赤旗が提示され予選は中断。
残り3分30秒で再開したが、マスタークラスの2台以外はタイムアップならず。梅垣がポールポジションを獲得し、卜部、大宮、鈴木と続いた。
マスタークラスは、ライバル不在の鳥羽が2分00秒306でクラスポール。
Race7予選
予定より5分遅れて始まったRace7の予選も、梅垣がリード。アタック3周目には1分57秒009と、2021年12月に大草りきが打ち立てた1分57秒015を上回るコースレコードを樹立。
やや抜け出した梅垣に、セッション終盤に鈴木、卜部、大宮らがどこまが迫るかが注目されたが、残り1分となったところで、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)がデグナーでクラッシュ。これで予選は終了となり、終盤のアタックは見られずに終わってしまった。
これで梅垣は、前回の富士大会から4連続のポールポジション。開幕大会の鈴木の3連続ポールを含めて、ここまで7レースの予選はすべてトムスが制している。
2位以下は、鈴木、卜部、大宮と続き、このトップ4が決勝でもレースをリードする展開になりそうだ。
マスタークラスは、鳥羽が2分切りを果たして連続クラスポールを獲得した。
Race6の決勝は、本日Race4が午後3時50分から、Race7は明日日曜の午後2時35分から、それぞれ13周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Atsushi BESSO





