スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第7戦は5日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、久々参戦の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)がポールポジションを獲得した。
第6戦から三カ月半余り、長いインターバルを経て開催された第7戦は、エントリー38台と特別戦を除いては、近年最大となるエントリーを集めた。12月に1日にスーパーFJ日本一決定戦決勝がここ鈴鹿で開催されるため、その前哨戦として注目の大会となっている。2022年のもてぎ・菅生、筑波・富士シリーズのダブルチャンピオン・田上蒼竜、2021年~2022年の鈴鹿シリーズのチャンピオン・岡本大地、2022年の同シリーズのチャンピオン・居附明利とそうそうたる面々が名を連ねており、彼らがレギュラー組のベンチマークとなる。
予選は午後1時10分、15分間の予定で始まった。柔らかい日差しが降り注ぎ、鈴鹿は初秋らしく過ごしやすい気候となった。
計測2周目、まずは鈴鹿・岡山シリーズで既にチャンピオンを決めている迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)が2分15秒926でトップに立つ。2位にはランキング2位の小田優(Drago CORSE TAKE)が僅差の15秒947で続き、3位には岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)が16秒035でつける。
ここで、鈴鹿初参戦の小田部憲幸((株)フォースリンク銀座鮨あらいZAP ED)がS字でクラッシュ。その直後、計測3周目に岡本がタイムを2分15秒166まで縮めトップに立つと、ここで赤旗が提示され、予選は中断された。
予選は午後1時27分より残り11分で再開された。ここでタイムを更新していたのは2分15秒221の小田と15秒822の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)で2位と3位に浮上してきた。
さらに終了直前には、なんと鈴鹿2戦目の落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)が2分15秒456をたたき出し、小田と酒井を飛び越え、2位に食い込む健闘をみせた。
予選は終了。ポールポジションは貫禄の速さをみせた岡本。2位には落合が、3位には小田が、4位には酒井が入った。
赤旗後、タイムを更新できなかった迫が5位まで落ち、6位には赤旗後にタイムを縮めてきた松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が入った。
ジェントルマンクラスは総合30位に入った山根一人(光精工TK-Sport MYST)がポールポジションを獲得した。
なお、予選開始前に多くのドライバーが規則で決められている、予選開始2分前以前にピットレーンに進入したため、終了後に全員参加して臨時のブリーフィングが行われたが、訓戒のみで順位に変動はなかった。
決勝は明日6日、午後3時25分より10周で行われる。38台と台数も多く、鈴鹿初参戦のドライバーもいる。レースはセーフティーカーが入る可能性も高く、波乱の展開になるかも知れない。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Atsushi BESSHO







