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第6戦SUGO公式練習は赤旗6回の大波乱 GT500クラスは38号車KeePer CERUMO GR Supraがトップタイム

公式練習:GT500クラストップタイムはKeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)

 2024オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT300kmレース」の公式練習が9月21日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)がトップタイム。14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が2番手、19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が3番手と、スープラ勢がトップ3を独占した。

 公式練習は午前9時15分に走行開始。朝から雨が降り続いており、その影響で気温も20度を下回る状況。競技団からはライトオンの指示が出る中での走行となったが、6回も赤旗が提示される波乱のセッションとなった。

 まず開始5分で吉田広樹(Green Brave GR Supra GT)がSP
アウトでクラッシュしたことによりこの日最初の赤旗が提示される。クルマの損傷は大きいが、ドライバーの吉田広樹は自力でクルマを降りている。コースも修復を要する状況だったが、コースマーシャルの懸命の作業により9時37分に走行再開となった。

 再開直後に4コーナー先のS字で山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)がスピンするが、山内は自力で走行を再開した。

 しかしその後、雨脚が強まったため9時45分に2度目の赤旗中断となり、雨が小康状態になるのを待って9時53分に走行再開。ここからは各車がハイペースでタイムを上げていく展開となる。

 まずは塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が1分30秒945でトップに浮上。佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が1分31秒166で2番手につける。

 続いて開始58分で関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分28秒383でトップに躍り出るが、その直後に大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分28秒341で関口を上回る。

 さらに坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分27秒729を記録。これを平峰一貴(MARELLI IMPUL Z)が上回り、1分27秒574でトップに。

 そして開始から間も無く1時間が経過しようというところで大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が1分26秒332を叩き出すと、福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分25秒283、阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)は1分25秒320と揃って1分25秒台に突入。すると38号車の大湯は1分24秒980をマークして再びトップに躍り出た。

 その直後、片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が4コーナーでコースオフ、残り時間50分を切ったところで3度目の赤旗が提示された。

 走行は10時16分に再開されたが、再び雨が強く降ってきたため10時32分に4度目の赤旗が出され、この中断を持って2クラスの混走は終了となる。

 しかし10時45分より始まったGT300クラスの専有走行でもコースオープン直後に和田久(アールキューズAMG GT3)コースアウトにより5度目の赤旗。再開後はロベルト・メルヒ・ムンタン(UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)のクラッシュにより6度目の赤旗とタイムアタックもままならない状況だ。

 このため競技団はGT500の専有走行をキャンセルし、6号車の赤旗を持って公式練習は終了するとの判断を下した。

 スーパーGT第6戦の公式予選はこのあと午後2時45分よりノックアウト方式で行われる予定。雨は以前として降り続いており、大きなアクシデントが発生しないことを祈るばかりだ。

公式練習:GT500クラス2位はENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)

公式練習:GT500クラス3位はWedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

Tesxt:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE

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