スーパー耐久シリーズ2003第6戦 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2003年9月6-7日 ■開催場所:TIサーキット 英田 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ インプレッサ今季2回目の1-2フィニッシュで 2年連続チャンピオンへ王手! スーパー耐久シリーズ2003第6戦は、9月6~7日に岡山のTIサーキット英田 で開催され、吉田寿博/清水和夫組の#2 FUJITSUBOIMPREZAがク ラス2で今季3勝目を挙げた。また村山智之/松田晃司組の#22 avexインプレッ サも2位でゴール。第2戦鈴鹿以来の1-2フィニッシュを遂げた。この結果によ り#2インプレッサは、残る2戦のどちらかで優勝すれば2年連続のチャンピオン 獲得となる。 予選では、#2インプレッサが、クラス2のコースレコードとなる1分39秒322 を出しポールポジションを獲得。また#22インプレッサは、ブーストが上がらな いというトラブルが発生。1分40秒729でクラス5位となった。 決勝日の8時から行われたフリー走行で、#2インプレッサが走行中にブレーキト ラブルのためコースアウト。しかし幸いにもダメージは小さく、決勝までに車両は 修復された。いっぽう#22インプレッサも、ブーストのトラブルが完全に解消さ れていなかったため、原因と考えられるパーツはすべて交換して決勝に臨む事となっ た。 109周の決勝レースは13時にフォーメイションがスタート。#2インプレッサ は序盤からクラストップを快走。また#22インプレッサも1周目に2台をかわし、 序盤からインプレッサは1-2態勢を固めた。 58周に#2インプレッサがピットインして清水に交代。また62周で#22イン プレッサもピットインして村山に交代。レースが2/3を経過した時点でクラストッ プを走っていた#11ランサーもピットイン。 これで再びインプレッサの1-2態勢となった。ところがフレッシュタイヤを得た #11ランサーが#22インプレッサの背後に迫り、2台の差は一気に1秒半ほど まで縮まった。しかし、#22インプレッサの村山も慌てることなくポジションを キープ。#11ランサーも序盤のアクシデントでサスペンションを痛め、またブレー キにもトラブルを抱えていたためにこれ以上ペースは上げられず、徐々に2台の差 は広がっていった。 終盤、トップを行く#2インプレッサの清水は、ペースを落として余裕の走行。# 22インプレッサの村山も安定したペースで周回を重ね、#2インプレッサが今季 3勝目、2台のインプレッサは今季2回目の1-2フィニッシュを飾ることとなっ た。 これでシリーズポイントは、#2インプレッサが102点、2位#11ランサーは 85点となりその差は17点。ポイントは全8戦中有効7戦だが、#2インプレッ サは次のレースで優勝すると2年連続のチャンピオンを獲得することになる。また #22インプレッサもシリーズ4位に浮上した。 清水和夫選手(#2インプレッサ クラス優勝/総合6位) 「クルマもチームもパーフェクト! 残り2戦はチャンピオンを取ろうという欲を 出さずに、去年みたいにチャレンジャーの気持ちでレースに集中して、ミスない よう自分のベストを尽くすだけ。チームワークも大事だけれど、無心で行きます」 村山智之選手(#22インプレッサ クラス2位/総合7位) 「セーフティカーの導入は僕たちにとってはアンラッキーなタイミングでした。交 代して(#11ランサーに)追いつかれそうになったんですが、以前より余裕を持 つことができてマイペースを心がけて走りました。 あとはぜひ優勝したいですね」 ■Race Results(クラス2) Pos.No. Driver Car Name Laps Time/Diff 1. #2 吉田寿博/清水和夫 FUJITSUBO IMPREZA 104 3:07'58.146 2. #22 村山智之/松田晃司 avex・IMPREZA 104 +'62.863 3. #11 中谷明彦/木下隆之 ジアラーランサーEVO VIII 103 +1Laps 4. #70 三上和美/藤澤哲也 リニューカーTCPROアドバン103 +1Laps 5. #56 松本達哉/日部利晃 NUTEC ダンロップランサー 102 +2Laps 6. #20 小川日出生/小林且雄/大野尊久 RSオガワADVANランサー100 +4Laps ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。 [スバルモータースポーツマガジン]