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スーパー耐久第5戦岡山予選リポート ニコカットGT3が待望のポール!

スーパー耐久シリーズ第5戦、岡山GT400kmの公式予選が9月2日、岡山国際サーキットで行われ、#8ニコカットGT3(谷川達也/清水康弘組)が今季初のポールポジションを獲得した。
ST2クラストップは#11オーリンズランサーEVO IX(中谷明彦/木下隆之組)、
ST3クラスは#15 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7( 長島 正明/古谷 直広/植松 忠雄組)、
ST4クラスは#999 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA(山野直也/ヘンリー・ホー組)
STSクラスは#10 MSFシーケンシャルS2000( 梅川 真明/安田 裕信組)がそれぞれトップタイムだった。

060902_01a 公式予選日を迎えた岡山国際サーキットは朝から快晴。
最高気温は30度を上回るが、真夏の蒸し暑さとは少し違い、湿度は幾分低くなっているようだ。
午前9時15分より行われたドライバーズ予選では、#28SEICOカレラレーシングポルシェが佐々木孝太のドライブで1分36秒966のトップタイムを記録し、出走39台中38台が午後のグリッド予選へ駒を進めた。
#5i jack Q's Sea Brain Gulf Evo(島田和樹/高見沢一吉/小西隆詔組)は島田が1分46秒102を出してST2クラスの予選通過基準タイムをクリアしていたが、高見沢が出走しなかったため、グリッド予選への参加はならなかった。
しかし今回の出走台数が特別規則書の定める最大グリッド数に満たないため、明日の決勝はおそらく嘆願書を提出の上、最後尾からスタートすることになりそうだ。

決勝グリッドを決めるグリッド予選は午後1時30分より行われた。
まずはST1、ST2、STSの3クラスによる20分間の専有走行。

この時間帯には#32、#17、#30、#99、#2、6、69、26、10、22の10台が走行した。
ST1クラス、ST2クラスのポイントリーダー、#1ARTAドナーゲGT3、#11オーリンズランサーEVOらは出走せず。午前中トップタイムの28号車も静観の構え。
彼らは混走となる最後の20分間での一発に賭ける作戦を採った。
開始してすぐに#32グループMアドバンポルシェが1分38秒681を出してトップに立った。
ST2は#30カンピリオアドバンランサーが1分42秒182でクラストップに立つが、これを#6梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ、#26エンドレスアドバンTプロランサーらが上回る。更に残り時間1分足らずのところで#22PERMAGARD、#2フジツボhpiらのインプレッサ勢が猛然とアタック、1分39秒794を叩き出した#22PERMAGARDがクラストップに立って専有走行を終えた。
STSクラスは今回初参戦の#10MSFシーケンシャルS2000が安田裕信のドライブにより1分42秒962のレコードタイムを記録している。

続いてはST3、ST4の専有走行。

こちらは#7イシハラマリーンRX-7を除く17台が出走、熾烈なタイムアタック合戦が最初から繰り広げられた。
ST3クラスは#27FINA M3、#9バーディクラブTC神戸Z、#14岡部自動車RX-7らが僅差で争い、専有残り1分で1分39秒110のコースレコードを叩き出した14号車がトップに立った。
ST4クラスは#999P.MUマカオインテグラが専有終了間際に1分44秒806でトップ。このタイムは最後の混走セッションでも破られなかった。

最後の20分間は混走。
ここで漸く午前中トップの#28SEICOカレラレーシングポルシェと、#11オーリンズランサーが動き出した。
11号車を駆る中谷明彦は、最初のアタックでいきなり1分38秒310のレコードタイムを叩き出してクラストップに躍り出ると、2回目のアタックでは更にこれを38秒310まで縮め、クラス2位の#13エンドレス座間に1秒3もの大差をつけてクラストップで明日の決勝に臨むこととなった。

060902_02a ST1では28号車を駆る佐々木孝太がセッション半ばに1分36秒661を出し、それまでトップの座にいた#3エンドレスZを押しのけてトップに躍り出る。
しかし残り時間5分を切ったところで、今度は#8ニコカットGT3を駆る谷川達也が1分36秒172と、佐々木のタイムを一気にコンマ5秒も上回ってみせる。更に谷川は35秒948までタイムを縮め、今季初めてのポールポジションを確実なものとした。
佐々木は再度アタックを試みるが、36秒248に留まった。
なお、ポイントリーダーの#1ARTAは、田中哲也のドライブで終了間際に1分36秒182までタイムを削るが、谷川のタイムには今一歩及ばなかった。

また、この混走セッションで#15岡部自動車RX-7が1分38秒940とクラスレコードを更新、チームメイトを抜いてクラストップで予選を終えた。

スーパー耐久第5戦決勝は明日午後1時10分より、109周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA



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