岡山国際サーキットで初開催となる、全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の公式予選1回目は、 小暮卓史(PIAAナカジマ)が1分17秒409で暫定ポールを獲得した。
公式予選1回目は午前10時より45分間で行われた。
朝降った雨の影響でウェット宣言が出ているが、路面は乾き始めている。
最初にコースインしたのは平中克幸。ウェットタイヤを装着しての走行は1分45秒台に留まった。
続いてブノワ・トレルイエ、吉本大樹らもコースに出て行くが、この二人はコントロールラインを通らずにピットへ。
この時点でのトップはミハエル・クルムの1分27秒台。まだアタックには厳しい状況のようで、
他のドライバーはガレージに留まって路面が乾くのを待っている。
予選開始から30分が経過した頃になってようやく、スリックタイヤでのアタックが開始された。
最初にタイムを出してきたのはロイック・デュバル、小暮卓史のナカジマ勢だ。
ここでデュバルが1分17秒804、小暮は1分17秒409を記録し、これがこのセッションにおける彼らのベストタイムとなった。
残り時間が5分を切る頃にはほぼ全車がアタックに入った。
ここでクインタレッリがデュバルを上回って2番手に上がってきた。
ディフェンディングチャンピオンのトレルイエは4番手、松田次生が5番手につけた。
その直後、残り3分で横溝直輝がヘアピンでコースを飛び出し、グラベルにつかまってしまう。横溝はこの時点で6番手だった。
チェッカー直後には本山哲が2番手タイムを記録したが、この時点ではまだヘアピンが黄旗区間となっていたため、 このタイムは無効となる模様だ。
公式予選2回目は午後2時25分より、45分間で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum