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スーパー耐久シリーズ第5戦 十勝24時間レース ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2002年7月19日-21日 ■開催場所:十勝スピードウェイ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■エンドレスアドバンGT-RがS耐4連勝!! ファルケン☆GT-Rはミッショントラブルでクラス2位に 【予選】 7月19日 スーパー耐久シリーズ第5戦はシリーズ中最も長い24時間の耐久レースとなる。こ のレースにはGT車両も参加でき、今年は2台のポルシェが参戦。合計28台がエント リーした。ニッサン勢は#3エンドレスアドバンGT-R(木下みつひろ/青木孝行/砂子 塾長)、#1ファルケン☆GT-R(竹内浩典/田中哲也/影山正美)の2台が参戦し、総合 優勝を狙う。 15時から予選が行われ、GTクラスの#911ポルシェが2分9秒861のタイムで、総合の ポールポジションを獲得。S耐グループの中では、#1GT-Rの田中哲也が2分10秒404 でトップ(総合2位)。また#3GT-Rの木下みつひろが2分10秒638で2位(総合3位)とな った。 【決勝】 7月20-21日 「第9回十勝24時間レース」は、夜間に発生した霧のため初の2パートレースとなっ た。3万8700人のファンを集めた決勝レース、15時にスタートが切られてしばらく は、#911ポルシェ、#3GT-R(木下)、#1GT-R(田中)の3台が先頭争いを繰り広げる。 16時半過ぎ、#911ポルシェのピットインのタイミングで#1GT-Rがトップに躍り出 た。やがて#3GT-Rも#911ポルシェを捕らえ2番手に浮上。しかし17時過ぎの54周 目、突然#1GT-Rがスローダウン。竹内はマシンをストップ。「クラッチが切れな くなってガラガラと音が出た」と竹内はお手上げ状態。これで#3GT-Rがトップに 立ち走行ペースを3~4秒も落としてリスクを避ける作戦に切り替えた。これにより 再び#911ポルシェがトップに返り咲いた。#1GT-Rは、1時間ほどの突貫作業でトラ ンスミッションを交換し、コースイン。この時点で、トップからは30周遅れの28台 中27位と優勝は絶望的な状況になった。 日が落ちてあたりが闇に包まれた20時あたりから一帯に霧が出始め、やがて霧は濃 くなっていった。霧が回復しそうな気配は一向になくレースは1時52分で打ち切り。 霧が晴れた朝から第2パートとしてレースを再開することになった。第1パートは、 トップが258周を走った#911ポルシェ、1周遅れの2位(S耐クラス1トップ)が#3GT-R。 #1GT-Rは26周遅れの総合18位(S耐クラス1の2位)だった。 第2パートでは、#1GT-Rが瞬く間にトップを奪い、2分15秒前後のペースで走行を続 け、堂々のトップでゴール。2位に#911ポルシェ、3位が#3GT-Rだった。第1/第2パ ートの合計の結果、総合優勝は#911ポルシェ。総合2位の#3GT-RはS耐クラス1で4連 勝を遂げ、メンテナンススタッフと青木は昨年のダイシンアドバンGT-Rに続き大会 2連勝。これでシリーズポイントでも今回クラス2位の#1GT-Rに7点の差を広げ14点差 とし、後半戦の戦いが非常に楽になった。 ■木下みつひろ選手 「総合優勝ではなかったですけど、シリーズ4連勝ができてホッとしています。ファ ルケンがトラブッたと同時に見え見えなぐらいペースを落としましたね(笑)。大き なトラブルもなくレースができました」 ■青木孝行選手 「強い助っ人(砂子塾長選手)が来てくれて楽なレースができました。これで後半戦 は優位に戦えることになりました。残りで1回勝てば(チャンピオンに)決まり。リー チですね!」 ■決勝結果 (省略させていただきました) 上記の詳細情報は「NISMO official web site」をご覧下さい。