
2025年JAF地方選手権、スーパーFJ筑波/富士シリーズが第1戦、前年からのメンバーに混じって3シーズンぶりで筑波サーキットに戻ってきたドライバーがいた。
72号車「ELEVracing制動屋S2」をドライブする草野裕也は2022年7月の筑波富士第6戦以来の参戦。2020年にはシリーズランキング3位という成績を残している。今回の参戦について前日の練習走行の合間にインタビューした。
草野裕也選手インタビュー
――何年ぶりの参戦?
「自分でもよく数えていなくてわかりませんが3年ぐらい経ちますよね」
――今回参戦の経緯は?
「前田さん(チーム代表)からお声がけいただいて、1戦だけ出てみないか? ということで、久々に1戦だけ出てみようかなということになりましたが、いまのところ(調子が)微妙ですね」
――ダンロップタイヤが初めて?
「初めてではなくて3レースくらい出たのですが、いまいちタイヤ(の特性)もつかめていないままで以前も終わってしまっているので、その続きからという感じですまだクルマも全然(セッティングが)決まらなくて。今の走行でニュータイヤ履いてみたのですが、全然だめで前回のテストでのユーズドの方が速かったぐらいで、今回クルマのバランスが合っていないです」
――あと1回の走行でセット出し?
「セッティング出せればいいのですが、ちょっと今ショック(アブソーバー)にトラブルが出ているので、それが直るか直らないかにもよりますね」
――ELIVの91号車(RD10V)の方は依然自分がドライブしていたクルマだと思うが72号車(KK-SII)の方はどう?
「KK-SIIは2022年にドライブしたことがあるので、以前10VからKK-Sに乗り換えて、そこから結果に結びついていない状況で終わっていたので、そこは何とかしないとですね」
久々の参戦、不十分なセットアップと課題を抱えたままでのレースウィーク突入となるが、以前のレースでも逆況の中で表彰台を争う速さを見せていた選手だけに、がんばってもらいたい。

Photo: Asako SHIMA
