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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第5戦岡山決勝 伊東黎明の逆襲が始まった「ブレーキで行けるのがぼくの強み」

優勝した伊東黎明

 ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)第5戦が25日、岡山国際サーキットで行われた。ディフェンディングチャンピオンの伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACING)は予選3位スタート。スタートで2位に上がると、続くヘアピンでトップに浮上。そのまま後続を引き離し、セーフティーカー先導で終了するレースを制した。

 「ようやく歯車がかみ合った感じです。3番手でスタートで、卜部選手をかわして2位に上がりました。1周目からブレーキが行けるのがぼくの強みなので、ヘアピンでは少し届くかなという距離感でしたが、相手の木村選手も少し失敗したのか外にはらんだので、抜くことができました。トップに立ってからはクルマの感覚もすごくよくて、最初からプッシュしてもそれに応えてくれるタイヤとクルマでした。フルプッシュしてたのでレースペースもよくて、プッシュしすぎて飛び出したこともありました。SCが出て、SCで終了でしたが、ようやく1勝できました」

 「今回はSHOWA AUTOの関係者もいらしてたので、勝つことができてよかったです。シーズンエントリーじゃなくて毎回、毎回、レースの前に出てください、という感じなので、出ることになれば全力で勝ちに行きます。チャンピオン目指して頑張ります」

 伊東は昨シーズンを11戦10勝と圧倒。最終戦を待たずにチャンピオンを決めたが、今シーズンは、スーパーフォーミュラに参戦していた木村偉織、若いながらも経験豊富な卜部和久、若手の実力者、渡会太一の参戦もあり序盤から苦戦。ようやく第5戦で歯車がかみ合い、昨シーズンの後続を圧倒する本来のスピードを取り戻してきた。

 伊東はこのレースが終わって、ポイントを91とし、3位につけている。トップ木村が104ポイントなので1戦あれば逆転できる位置だ。2連覇に向け、伊東の逆襲が始まった。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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