ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第6戦「スーパー耐久レースin岡山」は26日、岡山国際サーキットでグループ1の公式予選を行い、ST-Xクラスの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(チェン・ディーン/太田格之進)が総合のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後1時55分のAドライバーから始まった。サーキット上空の雲ははけ、徐々に青空が広がりつつある。2時50分から行われたBドライバー予選では、ST-2クラスの土肥潤(HCM内野製作所FL5)のクラッシュで赤旗が提示され、3時5分から14分まで残り9分間で再開された。
ST-Xクラスは6台が参加。Aドライバーのチェン・ディーンが2位を0秒5、Bドライバーの太田格之進が2位を0秒906ちぎり他を圧倒。33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が第2戦以来のポールポジション(PP)を獲得した。2位にはランキング2位の1号車中升ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/ジュリアーノ・アレジ)が、3位には31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗)が入った。ポイントリーダーの23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥)は4位。初参戦の30号車Handwork Challenge SPK GT-R(DRAGON/佐々木大樹)は4位につけている。
ST-Zクラスは11台が参加。Aドライバーの山崎学が2位と0秒155差でトップ、Bドライバーの吉田広樹がトップから0秒352差の3位につけ、52号車埼玉GB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹)が前戦に続き、合算でPPを獲得した。2位には34号車TECHNO FIRST R8 LMS GT4(加納政樹/平安山良馬/安田裕信/大草りき)が、3位には26号車raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎)が入った。52号車はPPポイントの2点を加え、チャンピオンシップポイントを113と伸ばした。2位の22号車EBI GROUP Cayman GT4 RS CSとは39ポイント差とし、明日の決勝でチャンピオンの決まる可能性が高い。
ST-TCRクラスは4台が参加。Aドライバーの遠藤光博、Bドライバーの中野信治ともトップタイムの97号車Racerホンダカーズ桶川CIVICがPPを獲得した。2位にはランキングトップの98号車Racerホンダカーズ桶川CIVIC(KIZUNA/リジョンウ)が入った。今回、TCRジャパンで無双状態のHyundai Elantra N TCRが初参戦を果たした。同シリーズで争っているチェ・ジョンウォンと加藤正将がコンビを組み、24号車HYUNDAIが3位に入っている。
ST-1クラスは1台のみが参加し、総合でも7位につけた2号車シンティアムアップルKTM(井田太陽/加藤寛規)がPPを獲得した。
ST-2クラスは8台が参加。Aドライバーの冨桝朋広、Bドライバーの菊地靖ともトップタイムの6号車新菱オートDXL夢住まい館EVO10が4戦連続でPPを獲得した。2位にはランキング3位の72号車OHLINS CIVIC NATS(金井亮忠/山野哲也)が、3位には7号車新菱オートVARIS☆DXL☆EVO10(後藤比東至/安斎景介)が入った。ランキングトップの225号車KTMS GR YARIS(一條拳吾/奥本隼士/小林利徠斗)、同2位の13号車ENDLESS GRヤリス(花里祐弥/石坂瑞基)はそれぞれ5位、6位につけている。
開発クラスのST-Qは4台が参戦してるが、グループ1には271号車Honda CIVIC TYPE R CNF-R(大津弘樹/佐藤蓮)、32号車ORC ROOKIE Racing(MORIZO/豊田大輔)が割り当てられた。271号車がトップ、32号車が2位につけている。
グループ1決勝は明日27日午後1時30分より3時間レースとして行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Keiichiro TAKESHITA