2024オートバックスSUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km RACE」の公式練習が、栃木県・モビリティリゾートもてぎで行われ、雨のなか、GT300クラスは777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)がトップタイムをマークした。
第5戦鈴鹿大会の延期決定以来、悪天候続きのSUPER GTシリーズだが、今大会も金曜日の夜から降り出した雨で、予選日(土曜日)は冷たい雨が降り続くこととなった。
午前9時から行われた公式練習は、ヘビーウェットのコンディションのなか、最初に25号車HOPPY Schatz GR Supra GTがトラブルでストップして赤旗中断となると、その後もスピンやコースオフする車両が続出し、走っては赤旗提示による中断を繰り返すという状況となった。
そんな悪コンディションのなか、トップタイムをマークしたのは、777号車D'station。ピットインを繰り返しながら1分58秒457を記録。現在ランキング4位、トップと20p差のD'stationにとっては、今大会の結果次第では逆転チャンピオンとなる可能性を残している。
2番手は、1分59秒107をマークした6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(ロベルト・メリ・ムンタン)。前大会でも雨の予選でポールを奪っているが、連続ポールを狙いたいところだ。
3番手は、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥)(1分59秒705)。現在ランキングトップのLEONは、コンディションにかかわらず安定した速さを見せており、3勝目を飾って最終大会(鈴鹿)を迎えたいところだ。
以下、18号車UPGARAGE NSX GT3(小出峻)、60号車Syntium LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹)、96号車K-tunes RC F GT3(新田守男)と続いた。
予選は、本日午後2時から、ノックアウト方式で行われる予定だが、午後には雨が強くなる予報も出ている。天候が悪化した場合は、公式練習のタイムによりグリッドを決定する可能性もあるが、果たしてどうなるのか。
Text: Shigeru KITAMICHIKazuhiro NOINE