TCRJサンデーシリーズ第4戦は10月8日、富士スピードウェイで公式予選が行われ、猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が土曜日に続いてポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時45分から15分間。気温は前日の予選時よりさらに下がって15度とやや肌寒い。TAKESHI SUEHIRO(バースレーシングプロジェクト【BRP】)を先頭に9台全車がコースイン、前日の決勝をエンジントラブルで不出走となった加藤正将(Audi Team Mars)も修復なっている。
まずは前日と同じく全車が相ついでピットイン、前後タイヤの入れ替え作業を行うとコース復帰。路面温度も低いようで土曜日よりさらに慎重にウォームアップを行い、本格的なタイムアタックが始まったのは残り6分を切ったあたりから。
まずは残り4分30秒、SUEHIROが1分47秒137でトップに立ち、2番手にMOTOTINO(55MOTO RACING)の47秒970、3番手鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が48秒367と続く。
残り3分40秒、土曜日のウィナーである猪爪が1分46秒607をマークしてトップへ。SEUHIRO、MOTOHIRO、鈴木がひとつずつポジションを落として、5番手は玉田誠二(TAMADA Racing)、6番手チェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)。
残り3分を切って、ここまで慎重にウォームアップを行っていた梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が1分48秒505で5番手へ浮上。一方SUEHIROはピットイン、早くも予選を終える。さらに残り2分20秒、鈴木が47秒787まで自己ベストを削り取り3番手へあがる。
残り1分、こちらもウォームアップを続けていた新型シビックの久保田英夫(J'S RACING CIVIC TCR FL5)が1分46秒774を出して一気に2番手へポジションアップ。久保田はさらにポールポジション奪還を目指してチェッカードフラッグ後の周回でもタイムアタックを続けて0.096秒差の46秒703まで肉薄するが猪爪もさらにベストタイムを更新、46秒45を叩き出して、0.247秒差に突き放して土曜日に続いてのポールポジションを獲得した。久保田は2日連続の2番手でフロントロウに並び、セカンドロウには3番手SUEHIRO、4番手梅本とこちらも土曜日と同じ顔ぶれとなった。3列目はチェッカー後のアタックでタイムを更新した5位MOTOTINO、6位加藤のが並び、鈴木はぎりぎりで7番手へドロップした。以下8番手・ジョンウォン、9番手玉田の順でスタートする。
決勝はこのあと午後1時20分より23分+1周で行われる。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Kazuhiro NOINE