2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝日、午前中に行われたフリー走行2回目は、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)がトップタイムをマークした。
昨日行われた予選で、リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が3位1ポイントを得たことで、シリーズポイントで宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)と並ぶこととなった。タイトル争いはこの2人がメインだが、この戦いに割って入ろうとするのが、ポールポジションを獲得した王者・野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)だ。
今日、第7戦の結果次第では、三つ巴のタイトル争いになる可能性もある。
決勝日朝のフリー走行は、序盤にベストタイムをマークした可夢偉が1分35秒392でトップタイム。山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)、平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が続いた。
チャンピオンを争う二人、宮田は10位、ローソンは14位、そして野尻は5位。
各チーム決勝に向けて、さまざまな試行を行っているため、単純にタイムで優劣を決めることはできないが、虎視眈々と逆転チャンピオンを狙うポールシッターの野尻は順調に仕上がっていることは間違いなさそうだ。
決勝は、午後3時から37周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI