SUPER FORMULA LIGHTS

第10,11戦富士公式予選 エンツォ・トゥルーリが初PPを獲得

ポールポジションはエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京TOM\'S 320)

ポールポジションは平良響(モビリティ中京TOM\'S 320 TGR-DC)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第10,11戦の予選が、7月15日富士スピードウェイで行われ、第10戦はエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320)が、第11戦は平良響(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)がポールポジションを獲得した。

 夏の富士に舞台を移したSFライツ選手権は、前大会でシリーズをリードしてきた木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)を、平良がついに逆転しポイントリーダーとなった。とはいえ、その差は僅か2ポイント。シリーズ後半戦のスタートとなる今大会は、チャンピオンの行方を左右する重要な分岐点となりそうだ。

 また、今回からドライタイヤが、ハンコックからヨコハマタイヤに変更された。これはハンコックの工場火災により供給が難しくなったための措置で、開幕当初から予定されていたことだが、ドライバーによってはこの変更がリザルトに影響を与える可能性もある。

 予選の行われた土曜日朝は、曇天で7月としては意外に涼しい天候となった。

第10戦予選

 朝8時20分から行われた予選で、開始から好調だったのはトムス勢。エンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320)と平良が早々に1分34秒台に乗せワンツー態勢を築く。

 残り5分になると動きが激しくなり、まず、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が1分34秒368でトップに立つが、以後、小出峻(HFDP WITH TODA RACING)34秒281、木、金曜日の専有走行から好調の堤優威(Rn-sports F320)34秒166と目まぐるしくトップが入れ替わる。

 そして、最後の最後にトゥルーリが1分34秒153を叩き出して、初のポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がクラスPPを獲得した。

予選2位は堤優威(Rn-sports F320)

予選3位は小出峻(HFDP WITH TODA RACING)

第11戦予選

 第10戦予選ではトムス勢にしてやられた感のあるB-Max勢だったが、僅かなインターバルの間にマシンをアジャストして、終盤、木村が1分34秒378でトップに立つ。しかし、即座に平良が34秒103で逆転。木村も再アタックで34秒159まで詰めるが平良のタイムには僅かに届かず。

 最後に、小出も34秒188までタイムアップするが3位。以下、古谷、堤、トゥルーリと続いた。

 マスタークラスは、今田がDRAGONを抑えて連続ポール奪取に成功した。

予選2位は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

予選3位は小出峻(HFDP WITH TODA RACING)

Text: Shigeru KITAMICHI


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