2023年スーパーFJ日本一決定戦はB組予選がモビリティリゾートもてぎで行われ、昨年のチャンピオンマシンをドライブしてデビュー5レース目の小田優(AUTOBACS Drago CORSE)が2分3秒712でポールポジションを獲得した。
A組に続いてB組予選は午前9時10分コースオープン。小田を先頭に16台が20分間の予選にいどんだ。A組の予選と比べて気温はわずかに上昇し6度。路面は依然として冷えたままのようだ。
まずは残り13分、鈴鹿岡山シリーズ2位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)が2分5秒671でトップ。2番手に小田が5秒724、3番手堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)が6秒009と続く。A組に比べてやや立ち上がりが早いように見える。4番手は池内比悠(群馬トヨペット RiNoA ED)、5番手池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROI)ともてぎ/SUGOシリーズ参戦組がつけ、6番手には筑波/富士シリーズの終盤に2連勝した角間光起(ELEVレーシング10VED)が続く。
残り11分、田中は早くも2分4秒台に入れて4秒928。小田5秒014で2番手に続いて3番手にはもてぎ/SUGOシリーズチャンピオンの内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が5秒275で上がってくる。堂園は4番手にドロップ、角間も5秒430と自己ベストを更新して、5番手へ上がり池内6番手。
残り9分、田中はトップタイムを2分4秒667まで短縮、堂園が0.001秒の差で2番手へ。小田3番手へドロップし、内田が4秒925と自己ベストながら4番手へ後退。5番手角間に続いて池田が6番手。
残り7分、小田が第2、第3セクターで全体ベストを刻み2分4秒318のトップタイムを出すが、直後にコントロールラインを通過した堂園が4秒253とこれを上回り首位へ。田中は3番手へ後退、内田、角間を挟んで6番手には池内が再浮上する。
残り5分、小田が2分4秒082を出して再びトップ、堂園は2番手へダウン、3番手には4秒486の内田が上がり、角間が4秒513で4番手、6番手には筑波/富士シリーズチャンピオンの小村明生(FIRST GARAGE REAXION)が4秒788を出して上がってくる。
残り3分、小田は再び第1、第3セクターで全体ベストを出し2分3秒台に突入、3秒926をマークする。田中が4秒468で3番手、池内が4秒595で6番手へポジションアップするが、残り1分で池田が4秒550を出して池内を0.005秒上回り逆転する。
チェッカードフラッグが振られる中、小田はさらにタイムを詰めて2分3秒712を叩き出してB組セミファイナルのポールポジションを決めた。田中も2分3秒台に入れたが0.282秒及ばず2番手。堂園4秒243で3番手、内田4秒299で4番手、以下角間、池田が3列目に並んだ。
B組のセミファイナルは12時40分コースイン開始予定だ。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Kazuhiro NOINE