SUPER GT

第8戦もてぎ公式練習 3号車Niterra MOTUL Zがトップタイム 逆転タイトルに向けて好発進

公式練習:GT500クラストップタイムはNiterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)

公式練習:GT300クラストップタイムはmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)

 2023オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT300kmレース グランドファイナル」の公式練習が11月4日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスは3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)がトップタイム。GT300クラスは2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)がトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時25分より混走85分間、専有走行各10分間で行われた。天候は曇り。路面にはまだ濡れた箇所が残っているが、ドライタイヤで支障なく走れる状況だ。開始時の気温は15℃、路面温度は18℃だ。

 序盤トップに立ったのは松下信治(Astemo NSX-GT)で1分37秒224。牧野任祐(STANLEY NSX-GT)が1分38秒417で2番手、3番手に野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分38秒582で続き、ホンダ勢が1-2-3の状況。ホンダは来季からシビックTypeRをベース車両にすることを既に明らかにしており、HONDA NSX-GTはこのレースを最後にGT500を去ることになる。

 走行開始から35分が経過した時点でフルコースイエローが宣言されたが、これは最終コーナーのポールがコース上に落ちているためで、これを回収したのち、すぐにコースはオールグリーンとなった。

 この時点での順位は17号車、23号車、8号車、16号車の順。23クインタレッリが自身の6周目に1分37秒475を記録。8野尻も10周目に1分37秒997までタイムを縮めている。

 開始から40分が経過したところで3千代が1分37秒444で2番手に浮上。トップは依然として17号車で、順位は17-3-23-8-16だ。

 開始から1時間が経過。気温は21℃、路面温度は25℃に上昇。順位は17号車、3号車、23号車、24号車、8号車、16号車の順となり、24号車が4番手に上がってきている。スープラ勢では14号車の8番手が最上位。タイムは1分38秒143だ。

 混走のこり15分になったところで16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が1分37秒726で4番手に浮上。トップは依然として17号車で、以下3号車、23号車、16号車、24号車、8号車、1号車、14号車の順で混走は終了した。

 専有走行が始まると、残り2分を切ったところでタイムアタックに入った高星明誠(Niterra MOTUL Z)がいきなり1分36秒577を叩き出してトップに浮上してきた。続いて坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分37秒194で2番手。松田次生(MOTUL AUTECH Z)が1分37秒207で3番手に入ったところでチェッカー。

 しかし最後の最後に塚越広大(Astemo NSX-GT)が1分37秒186で2番手に食い込んだため、3号車がトップ、17号車が2番手、そして36号車が3番手で公式練習は終了した。

公式練習:GT500クラス2位はAstemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)

公式練習:GT500クラス3位はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)

 GT300クラスは混走の序盤で1分46秒635を記録した2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)がトップに立ち、88号車JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が2番手、ポイントリーダーの52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)は走行開始から1時間が経過したところで1分47秒118を記録して3番手に。その後は専有走行に入っても上位陣のタイムが変わらなかったため、トップが2号車、2番手が88号車、3番手に52号車のまま公式練習は終了。午後の予選に臨むこととなった。

公式練習:GT300クラス2位はJLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

公式練習:GT300クラス3位は埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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