SUPER FORMULA

第8戦鈴鹿JRP臨時会見 復旧作業は28日中に完了の見通し 第9戦は当初予定通り開催へ

 全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)はクラッシュにより赤旗終了となった第8戦決勝の終了後に臨時会見を開き、赤旗終了に至った経緯と今後の予定についてJRP代表取締役社長の上野禎久氏が説明した。

 レースは4周目の130Rで笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)と大津弘樹(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が接触するアクシデントが発生したことにより赤旗中断となったが、この時に笹原選手の乗る36号車が衝突した衝撃により130Rアウト側に設置されたデブリフェンスが支柱から倒れてしまった。

 このままの状態でレースを続行すると、同様のアクシデントが発生した際に安全が保たれないという理由で、この赤旗を持ってレースを終了したいという競技団の判断を審査委員会が承認し、レース終了との決定が下された。

 このことは直ちにJRPや各チームへも伝達されたが、彼らもドライバーやオフィシャルの安全を考慮し、この決定を支持するとの回答を行ったという。

 損傷したフェンスは28日の夜8時には修復を完了するとのことで、第9戦のタイムスケジュールへの影響はなく、当初の予定通り予選、決勝は行われる。

 しかし笹原については収容された病院で脳震盪との診断が下されているため、この会見の時点では正式な決定には至っていなかったものの、第9戦へは出場できない見通し。大津選手については左半身の打撲との診断で、アクシデントの直後も自力でクルマを降りられた状況ではあったが、64号車の損傷が激しいために出走を取りやめると、チームがSNSなどを通じて公表している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO


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