今年からFIA-F4シリーズに参戦している田上蒼竜(ガレージENZO ZAP F110)が、スポンサーである「サーキットの狼MUSEUM(茨城県神栖市)」においてマシン展示およびシーズン前半の報告会を行った。
田上は昨年スーパーFJもてぎ/SUGOシリーズと同筑波/富士シリーズにおいてダブルタイトルを獲得、今シーズンからFIA-F4シリーズにステップアップ。ZAP SPEEDのサポートで富士の第1戦12位、第2戦15位、鈴鹿の第3戦18位、第4戦17位とここまでシリーズポイントは得ていないがコンスタントに結果を残している。
そんな田上がシーズンの合間を利用して、スポンサーである「サーキットの狼MUSEUM」にマシンを持ち込んでの報告会。「サーキットの狼MUSEUM」はかのスーパーカーブームの火をつけた池沢 早人師(とうじは「さとし」)のマンガ「サーキットの狼」40周年を記念して開設された博物館で、マンガに登場したランボルギーニカウンタックをはじめ多くのスーパーカーが展示されているが、その中に異彩を放つフォーミュラマシンが展示され、ミューコアムを訪れるゲストの目を引いた。マシンは田上と同じ牛久市内で電気工事会社を営む株式会社ビルド(https://build-inc.net/)がマシンにNEWラッピングを施した新カラーリングンのお披露目も兼ねている。
そして7月16日にはホールにて田上蒼竜が報告会を開催。レースレポートも配布され、質疑応答ではレースがチームスポーツであることやドライバーのアスリートぶりなどモータースポーツに興味がわいたような感想を聞くことができた。
8月5日からFIA-F4第5戦、6日には第6戦が富士スピードウェイで開催され、シリーズが中盤戦に突入する。プライベートチームからメーカーのスカラシップを受けるドライバーに一矢報いるべく田上蒼竜の戦いは今後も続く。
Text & Photo: Junichi SEKINE