スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズは22日、鈴鹿サーキットで行われている鈴鹿クラブマンレース第3戦で、第3戦の決勝を行い、2度のセーフティーカー(SC)が出る荒れたレースを制した森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)がポールトゥウィンで優勝した。
決勝は午前11時15分にフォーメーションラップが始まった。天候は晴れ、初夏らしい汗ばむほどの陽気の中、20台が参加して1周を回りグリッドに付いた。
好スタートを切ったのはポールシッターの森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)で、2位以下は予選順位通りに居附明利(SAccess Racing Es)、大木一輝(M2 KK-SII)、小松響(Okabe Jidosha・Rn-sports・KK-SII)、清水啓伸(Drago CORSE)が続く。6位には予選7位から岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が上がる。
2周目には大木が居附をパスして2位に上がるが、スプーンでは再び居附が前に出て2位に復帰。この周、谷川文啓(LOVCA F.Tworks Noel Racing)が逆バンクでコースアウトしたため、SCが導入されることとなった。
SCは5周を回ってピットイン。6周目からレースは再開される。トップの森山はリスタートを決め、2位の居附を離してストレートに戻ってきた。3位には大木が続いていたが、この大木と渡会太一(FTK レヴレーシングシグマ)がスプーンで接触して止まったため、再びSCが導入されることとなった。
SCは9周を回ってピットイン。レースはファイナルラップでの争いとなった。ここでも森山は素晴らしいリスターを決めトップを死守。2位の居附を引き離し、10周を回り優勝を飾った。
2位には居附が、3位には清水が、4位には岡本が、5位には卜部和久(MYST KK-SII)が入った。6位にはファイナルラップのシケインで岸本尚将(Tamayura athle ABBEY KKSII)を攻略した小松響(Okabe Jidosha・Rn-sports・KK-SII)が入った。
しかしレース後、3位の清水はSC中の追い越し違反で30秒が加算され16位に後退。岡本以下が繰り上がり、3位に岡本、4位に卜部、5位に小松、6位に岸本という結果になった。
第4戦はこの結果をもって、上位6位までがリバースグリッドとなる。ポールポジションは岸本、2位に小松、3位に卜部、4位に岡本、5位に居附、優勝した森山は6位からスタートとなる。
第4戦は午後3時25分よりこのレースより2周多い、12周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum