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第1戦富士決勝 スタートでまさかの大波乱!! 初戦を制したのは参戦2年目の野中誠太

決勝がスタートした

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝が4月9日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選4番手からスタートした野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が参戦2年目の初戦で遂に自身初のSFL優勝を達成した。

 第1戦決勝は12時30分より21周で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。

 出足良くスタートでトップに立ったのは予選3番手の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)。ところが太田は1-2コーナーでポールポジションの川合孝汰(Rn-sports 320)とまさかの接触。2コーナー立ち上がりで力なくストップし、そのままレースを終えてしまう。川合もこのアクシデントでフロントウィングにダメージを負い、5位にポジションを落としてコントロールラインに戻ってくると、7周目にはそのウィングの一部がコースに脱落、そのままピットに戻ってレースを終えた。

 代わってトップに立ったのは予選4番手の野中。これを予選5番手のルーキー、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が追う展開となった。3位には予選6番手の平良響(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)が続く。

 序盤から少しずつリードを広げ、12周目には木村との差を1秒471に広げた野中だったが、木村もレース後半に入ると徐々にペースを上げ、14周目にはその差を0秒989まで縮めてきた。

 その後も木村は17周目に1分35秒043、19周目には1分34秒753と次々にファステストラップを更新して野中を追い上げ、20周終了時には0秒851後方にまで迫ってきたが、野中は最後まで木村にオーバーテイクのチャンスを与えず、そのまま21周を走り切って開幕戦を勝利で飾るとともに、明日の第3戦のポールポジションを獲得した。

 フィニッシュライン上での2位の木村との差はわずか0.624秒。3位にはSFL参戦2年目の平良が続いた。

 第2戦決勝は明日の朝9時25分より15周で行われる。

中段の争い

優勝は野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320)

決勝2位は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝3位は平良響(Kuo モビリティ中京 TOM\'S 320)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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