PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第8戦富士決勝 大荒れのレースを制した小河諒が富士大会連勝 プロアマクラスは武井真司が、アマクラスはMOTOAKI TAKAMIが連勝

総合&プロクラス優勝は小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)

 ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は7日、静岡県の富士スピードウェイで第8戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)が赤旗中断となる荒れたレースを制して、昨日に続き優勝、今季5勝目を飾った。

レースのスタートシーン

 決勝は午前10時45分にフォーメーションラップが始まった。

 スタートでは予選2位のプロクラス山本聖渚(Porsche Japan Junior Programme)がストール。これに予選6位のプロアマクラス浜崎大(VOING with VENTILER)が追突し、この2人はこの場でリタイアとなった。

 さらに1コーナーでは予選7位のプロアマクラスIKARI(BJR PROSCHE)に、インを狙った予選10位のアマクラス春山次男(BINGO RACING)が接触。これに予選8位のアマクラスBANKCY(BINGO RACING)が巻き込まれた。

レースはセーフティーカーが導入された

セーフティーカーから赤旗中断となった

車両回収

 このためレースは早々にセーフティーカー(SC)が導入されたが、まもなく車両回収のため赤旗に切り替えられ、2周を回って各車グリッドに停止した。

セーフティーカー先導でリスタートが切られた

 レースはSC先導で3周目から再開された。集団のトップは唯一のプロクラスとなったポールポジションの小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)が、2位には予選2位のアマクラスMOTOAKI TAKAMI(47TRADING with Rn-sports)が、3位には予選4位のプロアマクラス武井真司(BINGO RACING)が、4位には予選5位のアマクラス長嶋重登(TUC GROUP & Team KRM)が、5位には予選9位のアマクラスIKEDA(HYPER WATER Racing Team)が続く。

 SC先導は4周目も続き、この間ピットインして右リアタイヤを交換したIKARIと、修復が完了したBANKCYが1周遅れで隊列に加わる。

 SC先導は5周目も続き、レースは、SCがようやくピットインした6周目から再開された。

 ここでもトップの小河は後続を引き離しながらレースをリード。6周終わりには2位のTAKAMIを3秒9離して戻ってきた。TAKAMIも3位の武井に2秒3の差をつけ、4位には長嶋が、5位にはIKEDAが続く。

 レースは30分間のルールが適用され8周で終了。優勝は小河、2位にはTAKAMI、3位には武井と昨日と同じ結果となった。

プロアマクラス優勝は武井真司(BINGO RACING)

アマクラス優勝はMOTOAKI TAKAMI(47TRADING with Rn-sports)

 このレースは当初の周回数が15周であり、50%以上の8周を消化したためフルポイントが与えられる。優勝した小河はこの大会2連勝でシリーズポイントを182と伸ばした。今回欠場した近藤翼に55ポイントの差をつけ、チャンピン獲得に向け大きく前進した。

 次回は鈴鹿サーキットに舞台を移しスーパーGTのサポートレースとして8月27、28日に第9戦、第10戦が行われる。

プロクラスの表彰式

プロアマクラスの表彰式

アマクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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