FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦鈴鹿レース16決勝 大木一輝が有終の美 マスタークラスは畑亨志が優勝

優勝は大木一輝(PONOS Racing)

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権(FRJ)第6戦レース17は11日、鈴鹿サーキットで決勝を行い大木一輝(PONOS Racing)が今季2勝目で有終の美を飾った。マスタークラスは畑亨志(A-NeKT F111/3)が優勝した。

 最終第17レースは午後0時25分にフォーメーションラップが始まった。昨日より暖かいなか、全9台が1周を回ってグリッドに着いた。

13周の決勝がスタートした

 ポールポジションの小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)はホイールスピンが多く、好スタートを切った大木一輝(PONOS Racing)がトップで1コーナーに侵入。小川は2位に落ち、3位に小山美姫(TGR-DC F111/3)が続く。

 大木は1周目に小川は1秒0離してコントロールラインに戻ってくると、2周目には1秒5、3周目以降は1秒8小川をリードし悠々とトップを快走。3位の小山は変更したセッティングがはまらず、上位の2人に付いていくことができない。

 しかし小川も負けていない。6周目以降はここまでのファステストラップを更新する勢いで、徐々に大木とのタイム差を削り始める。7周目にはその差は1秒3、10周目には1秒を切った。

大木一輝と小川颯太のトップ争い

 最終ラップに入る手前の12周目には大木と小川の差は0秒5。しかし、オーバーテイクする決め手がなく、大木が13周を走って今季2勝目、有終の美を飾ることなった。小川は2位でレースを終えた。

決勝2位は小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)

決勝3位は小山美姫(TGR-DC F111/3)

 3位には小川から5秒6遅れて小山が入った。この大会の前にシリーズチャンピオンを決めている小山は、悔しい最終戦となってしまった。

 マスタークラスは、予選2位の畑亨志(A-NeKT F111/3)が、ポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)を1コーナーで先行して始まるが、S字では今田が畑をパスしてポジションをを奪い返す。

今田信宏と畑亨志のマスタークラストップ争い

 ここから今田と畑のテールトゥノーズの争いが始まる。シケインで、1コーナーで畑が今田にしかけるが、今田が巧みにブロックラインを取り畑の先行を許さない。

 しかし8周目のシケイン立ち上がりで今田に張り付いた畑がついに9周目の1コーナーでアウトから今田をパスしてトップに立った。

 トップに立った畑は2位の今田を突き放す一方、今田はコースアウトを喫し、背後には3位の植田正幸(Rn-sports F111/3)が迫ってくる。

マスタークラス優勝は畑亨志(A-NeKT F111/3)

 畑はこのまま13周を走ってクラス優勝、今季6勝目を飾った。今田は植田を押さえきり2位でゴール。3位に植田が入った。

優勝した大木一輝(TOM\'S FORMULA)

表彰式

マスタークラスの表彰式

 これで今シーズンのFRJは全スケジュールを消化し終了した。来シーズンは4月1日、2日に行われる富士チャンピオンレースで開幕する予定だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI


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