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SFL:第15戦もてぎ決勝 ジュリアーノ・アレジがポールtoウィン、名取鉄平のチャンプ決定は持ち越し

決勝がスタートした

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)第15戦の決勝が16日、ツインリンクもてぎで行われ、ジュリアーノ・アレジ(TOM'S)がポール・トゥ・ウィンを飾り、名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)のチャンピオン決定を阻止した。

直前に行われたスーパーフォミュラの予選は雨に翻弄されたが、SFLの決勝スタート時刻が近づくにつれ路面は乾き、全車スリックタイヤを装着してのスタートとなった。

注目は、予選でトップタイムを叩き出したものの、練習走行で不調になったエンジンを換装したため5グリッド降格となり、6番手スタートとなったシリーズリーダー名取の追い上げだ。

スタートは、好ダッシュを見せたポールシッター・アレジ、小高一斗(TOM'S)、佐藤蓮(TODA RACING)と続くが、1周目の4コーナーで小高と佐藤が接触。小高は順位を落としてしまい、代わって5番手スタートの三宅淳詞(Rn-sports)が3位に上がる。

注目の名取は、予選4位チームメイトの神晴也(B-MAX RACING TEAM)がスタートのエンジンストールで遅れたことで、三宅に次ぐ4位でコントロールラインに戻ってくる。

2周目以降は、アレジと佐藤が、三宅、名取、小高の3位グループを引き離す展開が続き、その差は周を重ねるごとに開いていく。

三宅に前を塞がれる形になった名取は、3位フィニッシュでチャンピオンが決定するため、前に出ようと90度コーナーで進路を変えて牽制する。しかし、焦る様子はなく、三宅のミスを誘ってあわよくば前に出ようという作戦のようだ。

レース折返しとなる7周終了時には、トップ・アレジ、2秒遅れて佐藤、7秒遅れて3位集団の三宅、名取、小高、そして1.4秒遅れて平良響(TOM'S)という展開。その後も上位陣に順位変動はなく、快走を続けるアレジは、13周目にファステストラップとなる1分43秒851をマークしてポイントを追加。

結局、アレジが佐藤と約3秒の差を保ったままフィニッシュ。ポール・トゥ・ウィン+ファステストラップの完全勝利で3勝目を飾った。

この結果、名取のチャンピオンは決まらず、明日の第16戦以降に持ち越しとなった。

マスタークラスは、今年のチャンピオン今田信宏(B-MAX ENGINEERING)がこちらもクラスポール・トゥ・ウィン。終盤には、昨年のチャンピオンDRAGON(B-MAX ENGINEERING)に迫られる場面もあったが、新旧チャンピオンによる攻防をきっちり制し、ファステストラップを加えたフルマークで12ポイントを加算した。

優勝はジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM\'S 320)

決勝2位は佐藤蓮(TODA FIGHTEX)

決勝3位は三宅淳詞(MAX RACING 320)

トップでゴールするジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM\'S 320)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum


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