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SGT:第7戦もてぎ優勝記者会見 野尻智紀「プッシュし続けていれば何かが起こる可能性があるな、と思った」

決勝記者会見: 両クラス優勝のドライバーたち

GT500クラス優勝 8号車ARTA NSX-GT

福住仁嶺(ARTA)
「前回のもてぎのパフォーマンスがそれほどいいものではなかったので、オートポリスで優勝できたときの流れから色々見つめ直すことができたのかな、と思います。優勝をきっかけにチームの雰囲気もよくなり、一丸となることができました。予選3番手からのスタートで、すぐに12号車に抜かれてしまい、若干焦りました。そのあとも僕のミスなどがあり、前とのギャップが大きく開いてしまいましたが、なんとか追いついてピットインし、野尻さんにあとを任せる形でバトンタッチしましたが、野尻さんの強い走りで12号車を追い詰めることができたおかげで、向こうをガス欠に追い込むことができました。本当に野尻さん様様だと思います。今回の優勝は周りの人たちに助けてもらった結果だと思うので、本当に皆さんに感謝しています」
野尻智紀(ARTA)

「いつも予選で前のグリッドを獲得してくれるのは福住選手ですし、そこからレースウィークをきちんと始められているというのが僕たちの強みでもあります。福住選手は何もできていないみたいなことを言っていますけど、僕の走りが強く見えるのも、福住選手がいてこそだから、ということを彼にも言いたいと思います」

「僕のスティントですが、12号車のピット作業が明らかに早いな、と直感的に思いました。ピットが早いのは給油が短いということにもつながってくると思い、これは結構厳しいんじゃないかなと。プッシュしていれば何かが起こる可能性があるな、と思ってプッシュし続けました。福住選手が前半で失ったものを、チームメイトとして取り返さないといけないという思いを強く持って最後まで走れたということが、この優勝を引き寄せられたのだと思います。チームもこれまで頑張ってくれましたし、ホンダさんやブリヂストンタイヤさんも絶対的な信頼を置けるパフォーマンスを常に発揮してくれているので、コースサイドで応援してくださる皆様も含め、たくさんの力をもらいました」

GT300クラス優勝 21号車Hitotsuyama Audi R8 LMS

川端伸太朗(Audi Team Hitotsuyama)
「今回優勝できて本当に本当に嬉しいです。去年の優勝からポイントから遠ざかっていたので。昨日の予選が終わった後のタイヤの状態を見たら、決勝に自信が持てるぐらいの表面をしていたので、ロングスティントには自信がありました。自分が担当した前半は55号車が速くて、前に抜けてったんですけど、後半は多分ウチが一番速いのかな?というペースで走れていたので、前の88号車をターゲットに、88号車がピットに入ったらプッシュしていく作戦で、後ろ二輪交換で篠原選手にバトンを渡しました。その最終周のプッシュも決まり、アウトラップも決まり、篠原選手が最終スティントでいい走りをしてくれました。全てにおいていい流れを作れました」
篠原拓朗(Audi Team Hitotsuyama)
「今の気持ちは本当に最高の一言に尽きると思います。チームの皆様や応援してくださっている方々、ファンの皆様にもいい結果を報告できて、非常に嬉しいです。レースの振り返りとしては、川端選手が非常にいいペースで走っていて、ちょっと僕は大丈夫かな?という不安もありましたが、チームは非常に早いピットワークでドライバー交代をさせてくれました。二輪交換だったので、アウトラップも非常に速く走れました。チームからは実質2番手だよ、と聞いていたんですが、そのあと55号車がだんだん迫ってきて、オーバーテイクできました。そこからあとのことはあんまり覚えていないんですけど、とにかく勝ててよかったです」
まとめ &apm; Photo:Kazuhisa SUEHIRO


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