岡山国際サーキットで行われている2021オートバックス スーパーGTの公式テストは3月7日に二日目を迎えた。午前の走行ではGT500クラスは#39へイッキ・コバライネン/中山雄一組(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'18.181でトップ。GT300クラスは#87松浦孝亮/坂口夏月組(グランシード ランボルギーニ GT3)が1'26.138でトップだった。
公式テスト二日目の最初の走行は午前9時にコースオープン。当初はフルコースイエロー(FCY)の訓練が予定されていたが、これがキャンセルとなったため、走行時間が10分短縮されて135分間で行われた。
上空はきれいに晴れていたものの、放射冷却の影響からか開始時の気温は5℃。路面温度もコントロールライン上で12.7℃という寒さの中での走行となった。
開始から15分が経過したところでリボルバーコーナーとパイパーコーナーの間に落下物が出たために5分間の赤旗中断となったが、それ以外には大きなアクシデントもなく、セッションは淡々と進行していった。
GT500クラスでは赤旗中断時点で#36関口雄飛/坪井翔組(au TOM'S GR Supra)が1'18.473でトップだったが、#39DENSO KOBELCO SARD GR Supraが25周目に1'18.181を記録。これがそのままトップタイムとなった。コバライネン/中山組はその後も順調に65周を消化している。
2番手には#1山本尚貴/武藤英紀組(STANLEY NSX-GT)が1'18.277で続き、#37平川亮/阪口晴南組(KeePer TOM'S GR Supra)が1'18.353で3番手。1号車は63周、37号車は72周を走っている。
なおGT500クラスで最多の周回数をこなしたのは#14大嶋和也/山下健太組(ENEOS X PRIME GR Supra)の82周。ベストタイムは1'19.201で13番手だった。
GT300クラスでは昨日の午前、午後で共にトップタイムを記録した#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が序盤に1'26.488でトップだったが、その後#87松浦/坂口組が1'26.138までタイムを伸ばしてトップに立った。
2番手は#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)で1'26.190、#65蒲生尚弥/菅波冬悟組(LEON PYRAMID AMG)が1'26.371で3番手につけ、52号車は4番手で走行を終えた。
スーパーGT公式テストはこのあと午後1時45分よりスタート練習を行い、2時より120分間の走行を行う。こちらも当初予定されていたFCY訓練がキャンセルとなったため、予定より開始時刻が10分ディレイとなっている。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI