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SF:第2戦鈴鹿公式予選 参戦4年目の#5福住が待望のPP獲得! #36アレジも見事Q3進出

2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦「NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」の公式予選が4月24日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5S SF19)がデビュー4年目にして初のポールポジションを獲得した。また今回中嶋一貴に代わって急遽参戦が決まった#36ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)もQ3進出を果たした。

(天候:曇り コース:ドライ)

ポールポジションを獲得した福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5S SF19) 予選2位の野尻智紀(TEAM MUGEN SF19) 予選3位の大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)

公式予選は午後3時10分よりノックアウト方式で行われた。開始時の気温は21℃、路面温度は27℃だ。

予選Q1:Aグループは#20平川、Bグループは#5福住がトップ通過。#36アレジもQ2へ

予選Q1はAグループ9名、Bグループ10名に分かれて10分間の走行を行い、各グループ上位7名ずつがQ2進出の権利を得る。

Aグループは#64大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、#4中山雄一(ORIENTALBIO KONDO SF19)、#6笹原右京(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)、#18国本雄資(KCMG Elyse SF19)、#14大嶋和也(NTT Communications ROOKIE SF19)、#15大津弘樹(TEAM MUGEN SF19)、#20平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)、#36ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、#38坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が出走した。

国本、大湯、坪井、笹原、大津はコースオープンと同時にピットを離れ、国本を除く4人は1周してすぐにピットへ。国本は2周終わりでピットイン。

これは先にブレーキのウォームアップを行ってからアタック用のタイヤに履き替えるという作戦のようだ。こうすることでピットアウト後は計測1周目からアタックが可能になるという。

一方、#20平川、#36アレジ、#14大嶋、#4中山は少し遅れてコースインし、そのままウォームアップ走行に入った。

まずは#20平川が計測2周目に1'37.574をマーク。#36アレジが1'37.648、6笹原が1'37.900で続く。以下1'38.037の#18国本、1'38.144の#64大湯、1'38.275の#15大津までがQ2進出。#14大嶋、#4中山がここで予選を終えた。

Bグループは午後3時25分開始。#1山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)、#5福住、#7小高一斗(KCMG Elyse SF19)、#12タチアナ・カルデロン(ThreeBond SF19)、#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)、#19関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、#37宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、#39阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、そして今回から参戦の#51松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が出走した。

#3山下、#37宮田を除く8名は開始と同時にコースインし、一旦ピットへ。

代わって#3山下、#37宮田がピットアウト。この時点で残り時間は6分30秒だ。

一旦ピットインしたドライバーたちも残り5分を切る頃には再びコースに飛び出し、アタックに取り掛かる。

まずは#37宮田が計測2周目に1'38.130をマーク。#1山本がそれを上回り、計測1周目で1'37.603、#51松下は計測2周目に1'38.063。#16野尻も計測2周目に1'37.725を記録してきた。

さらに#19関口が1'37.557、続いて#5福住が1'37.316でトップに躍り出たところでチェッカー。

#5福住、#19関口、#1山本、#16野尻、#51松下、#3山下そして#37宮田までがQ2進出。#39阪口、#7小高、#12カルデロンがノックアウトされた。

予選Q2:好調の#5福住がここでもトップタイム #36アレジもQ3進出を果たす

予選Q2は午後3時30分に走行開始。7分間の走行で上位8名が次のQ3への権利を得る。

ここでは#18国本がQ1同様の作戦を取ったが、他の13名はピットを離れてそのままアタックへ。

まずは#6笹原が計測2周目に1'37.165をマーク。続いて#38坪井が1'37.502、#20平川が1'37.119、#5福住1'36.646でトップに浮上する。

前回優勝の#16野尻は1'36.936で2番手。チェッカー直前に大湯が1'36.978で3番手に飛び込み、1'36.987の#19関口に続いて最後の最後にアレジが1'37.099で5番手に。これにより1'37.310の#15大津が9番手に後退、以下#1山本、#38坪井、#51松下、#18国本、そして#3山下がノックアウトされる結果となった。

予選Q3:#5福住が全セッショントップの快挙でポールポジション獲得

予選Q3は午後4時7分走行開始。Q2同様に7分間の走行だ。

#16野尻はブレーキのウォームアップを行って一旦ピットへ。温まりの早いリヤタイヤのみ交換してコースへ。他のドライバーはピットアウトしてそのままウォームアップに入る。

まずは#16野尻がピットアウト後の計測1周目で1'36.645を叩き出すが、#6福住がそれを上回る1'36.449を計測2周目に記録してトップへ。

#64大湯は1'36.673で3番手に続き、#20平川が1'36.794でトヨタ勢最上位の4番手につけた。

注目の#36アレジは1'37.350に留まり、8番手で明日の決勝に臨む。

スーパーフォーミュラ第2戦決勝は明日の午後1時45分より30周または70分間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI



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