FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FRJ:第1戦岡山決勝 片山義章が独走優勝 開幕戦を制す

 フォーミュラリージョナル・ジャパニーズ選手権は26日、岡山国際サーキットで第1戦の決勝を行い、18周を回り予選2位からスタートした片山義章(OIRC)が序盤でトップに立つと、そのまま2位以下をぶっちぎって優勝した。

18周の決勝がスタートした 18周の決勝がスタートした(マスタークラス) 優勝は片山義章(OIRC) 決勝2位は古谷悠河(TOM\'S YOUTH) 決勝3位は塩津佑介(Power s MP F111) マスタークラス優勝は田中優暉(ASCLAYIndサクセスES) 優勝した片山義章(KATAYAMA YOSHIAKI) 表彰式

 第1戦決勝は午後2時30分にフォーメーションラップが始まった。正午過ぎからぱらついた雨も上がり、14台がグリッドに付きスタートが切られた。

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターの塩津佑介(Power s MP F111)で、2位に予選2位ので片山義章(OIRC)が続く。3位には予選4位から三浦愛(ARTA F111/3)が上がるが、続く2コーナーで予選3位の古谷悠河(TOM'S YOUTH)にかわされ、3位古谷、4位三浦と予選順位のままアトウッドへ向かった。

 2位の片山はオープニングラップのヘアピンでトップ塩津のインを差し、この2台は併走してヘアピンを立ち上がるが、リボルバーで片山がトップに浮上した。5位には予選8位から素晴らしいスタートを決めた伊藤鷹志(RiseUP F111/3MT)が、6位にはマスタークラスポールの田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)をかわした同クラス予選2位の今田信宏(B-MAX ENGINEERING FRJ)が続く。さらに勢いに乗る伊藤はヘアピンで三浦をかわし4位に浮上。三浦は5位に落ちた。

 2周目には3位の古谷がアトウッド立ち上がりで2位塩津の背後に付けスリップから抜け出しバックストレートで2位に浮上。塩津は3位に落ちた。

 この間、トップに立った片山は2位に上がった古谷より1秒前後速いラップを刻み、古谷を突き放しにかかる。3周目にその差を4秒とすると5周目には6秒差、12周目にこのレースのファステストラップをたたき出すとその差を10秒近くと広げ独走態勢。最終的には18周を回って、2位以下を14秒離し、ぶっちぎりで開幕戦を制した。2位には古谷が入った。

 3位の塩津はペースが上がらず、後ろからは伊藤を6周目に抜き返した三浦が迫る。4秒近くあった差はみるみる縮まり、16周目にその差は1秒を切った。しかし、残り周回数も少なく塩津はその差を守り切り3位でフィニッシュ。4位には三浦が、5位には伊藤が、6位にはルッカ・アレン(Sutekina Racing)が入った。

 マスタークラスは、今田と田中での僅差のトップ争いとなったが、今田が終始ポジションを守り切りクラストップでゴール。しかし、今田はジャンプスタートで10秒加算のペナルティーを受けクラス2位に後退。田中が開幕戦のクラス優勝を飾った。クラス3位にはTAKUMI(B-­MAX ENGINEERING FRJ)が入った。

 第2戦は明日27日、午前10時40分より18周で、第3戦は午後2時40分より18周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース