F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第8戦SUGO決勝 #5小出峻が待望の初優勝

2021年FIA-F4選手権第8戦の決勝が9月11日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした#5小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)が参戦2年めで待望の初優勝を達成した。

(天候:曇り コース:ドライ)

決勝がスタートした 優勝は小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング) 決勝2位は木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング) 決勝3位は伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)

先に行われたスーパーGTの公式練習で赤旗中断があった影響で第8戦決勝は当初の予定から20分遅れの午後1時35分にフォーメーションラップを開始したが、予選10番手の#20新原光太郎(TOM'S FORMULA COLLEGE)がグリッド上でストールしたためにスタートディレイとなり、1時41分に再びフォーメーションラップを開始した。これにより周回数も17から16に減算となった。

スタートでトップに立ったのはポールポジションの小出。予選3番手の#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)が2位で続き、予選2番手の#80伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)は3位に後退した。4位には#36荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)、シリーズランキングトップの#35野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)が5位につけ、予選5番手の#62松澤亮佑(HELM MOTORSPORTS F110)が6位で続く。

序盤からトップを快走する小出に対し、2位の木村は4周めに1'24.569、5周め1'24.349と立て続けにファステストラップを記録する走りで追い上げ、8周めには0.545秒差にまで迫る。

しかし抜きどころの少ないSUGOでは小出を攻略するチャンスはなかなか訪れず、逆に9周め以降は徐々に小出が木村を引き離す展開となり、最後は小出が木村に1.951秒差をつけてフィニッシュ。2020年10月の第4戦鈴鹿に参戦して以来20戦めにして待望の初勝利をものにした。2位は木村、3位には#80伊東が入った。

なお、今大会は3レースが開催されるため、第10戦のスターティンググリッドは第8戦決勝中の各自のベストタイムによって決定されることになっているが、こちらは1'24.349を記録した木村がポールポジションを獲得。1'24.474の伊東が2番手、優勝した小出は1'24.524で3番手から12日の決勝に臨む。

また、インディペンデントカップは予選トップの63鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)がそのまま逃げ切って今季3勝めを挙げている。

第10戦決勝は12日の午前9時より17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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