F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第6戦もてぎ決勝 好調#35野中が3連勝を達成

13周の決勝がスタートした

FIA-F4選手権第6戦の決勝が7月17日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#35野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)が3連勝を達成した。

優勝は野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4) 決勝2位は木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング) 決勝3位は荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4) 決勝4位は伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)

第6戦決勝は午後4時10分より13周で行われた。天候は晴れ、路面はドライだ。

ポールの野中は第5戦に続いて見事なロケットスタートでトップに立つ。予選2番手の#80伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)は1コーナーの飛び込みで3番手スタートの木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)に並びかけられ、2コーナーで先行を許してしまう。4番手には#7太田格之進(HFDP/SRS/コチラレーシング)が続く。

しかし1周目の90度コーナーで、今大会がデビュー戦の16歳、#20新原光太郎(TOM'S FORMULA COLLEGE)が#98岡本大輝(BJ Racing)と接触。新原はグラベルに飛び出してそのままレースを終えることになったため、トップが2周目に入ったところで一旦セーフティーカー(SC)が入り、車両回収ののち3周目からレースは再開された。

トップの野中はリスタート直後から着実に後続との差を広げにかかり、5周目には2位木村との差を1.213とする。

一方、スタートで3位に後退した#80伊東は7周目の1コーナーで#6木村を捉えて2位を奪い返した。

その後方では#36荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が6周めの90度コーナーで7太田を捉えて4位に浮上してきた。

レースは最終コーナーで#16高橋悠之(Media Do影山Giddy UP)がコースを飛び出してグラベルに捕まったため、トップが8周めに差し掛かったところで2度目のSCが入ることになり、9周目からレースは再開された。

すると#6木村がリスタート直後の1コーナーでインから#80伊東を抜き返し、再び2位に浮上。続いて#36荒川もV字コーナーで#80伊東に並びかけ、ヘアピン手前で前に出た。さらに#7太田、#97岩澤優吾(BJ Racingスカラシップ)もダウンヒルストレートで#80伊東に並びかけるが、ここは伊東が押さえ切った。

こうして後続が激しいバトルを繰り広げている間にトップの#35野中は着実にリードを広げ、最後は2位との差を2.192秒としてチェッカーを受け、第2戦富士からの3連勝を達成した。

2位は#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)、野中のチームメイトの#36荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が3位に入った。

インディペンデントカップは第5戦に続いて#63鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が連勝。#11ヒロボン(Rn-sports Andare)が2位につけ、#3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)が3位だった。

FIA-F4選手権第7戦決勝は明日の朝8時30分より、同じく13周で行われる。

表彰式 1位と3位に入った野中誠太と荒川鱗のトムススピリット勢

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース