SUPER FORMULA

SF:公式&ルーキーテスト富士 福住仁嶺がトップタイム 2位に移籍?の山本尚貴

 全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)は22日と23日の両日、富士スピードウェイでルーキーテストを兼ねた合同公式テストを行った。両日で4セッション行われ、トータルでは福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分20秒120でトップタイムを記録した。

エナム・アーメド(B-MAX RACING TEAM) 今田信宏(B-MAX RACING TEAM) 阪口晴南(JMS P.MU/CERUMO・INGING) 河野駿佑(ROOKIE RACING) 今田信宏(B-MAX RACING TEAM) 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING) 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S) 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING) 河野駿佑(ROOKIE RACING) 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S) 阪口晴南(JMS P.MU/CERUMO・INGING) エナム・アーメド(B-MAX RACING TEAM) DRAGON(B-MAX RACING TEAM) 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING) 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING) DRAGON(B-MAX RACING TEAM) 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 野尻智紀(TEAM MUGEN)

 テストは22日と23日のそれぞれ午前と午後に4セッション行われた。

 このテストでも最終戦に引き続きホンダエンジン勢が好調、総合で5位までを占めた。トップには3回目のタイム1分20秒120で福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が立った。

 福住はレギュラーシーズンでドライブした6号車ではなく山本尚貴の5号車をドライブ。その山本は今回TCS NAKAJIMA RACINGから出走し総合2位に付けた。NAKAJIMA RACINGは山本がルーキーイヤーに所属したチーム。移籍したNAKAJIMA RACINGでもチャンピオンを目指すことになるようだ。

 総合3位には野尻智紀(TEAM MUGEN)が、4位には大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が続いている。

 松下信治(B-MAX RACING TEAM)は23日のみ出走し総合5位。B-MAX RACING TEAMは外国人ドライバーの起用を示唆しており、松下の去就は不透明のようだ。

 トヨタ勢のトップに入ってきたのは最終戦で優勝した坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)で総合6位。これに7位・阪口晴南(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、8位・宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)が続く。阪口と宮田は今季スポット参戦をしており、坪井とのタイムも僅差なのでそのままレギュラードライバーに収まりそうだ。

 昨年全日本F3に参戦したエナム・アーメド(B-MAX RACING TEAM)は総合17位。周囲の評価は高いようで来季参戦が濃厚だ。

 SF初ドライブの河野駿佑(ROOKIE RACING)は大嶋和也とマシンをシェアし総合18位。スーパー耐久でも同チームから参戦しており、来季参戦ならこのチームからとなるだろう。

 スーパーフォーミュラ・ライツのマスタークラスに参戦していたDRAGON(B-MAX RACING TEAM)と今田信宏(同)もテストに参加した。DRAGONはチーム代表としてマシンを把握するためのドライブ。今田は昨年のフォーミュラ・エンジョイ(FE)アワードを獲得、今シーズンから始まったフォーミュラ・リージョナルに参戦し、マスタークラス初代チャンピオンを獲得、スーパーフォーミュラ・ライツのマスタークラスでも先日優勝した。1年でFEからSFにステップアップした驚異のスーパージェントルマンだ。両者とも来季の参戦は予定されていないものと思われる。

 来シーズンのSFはここ富士スピードウェイで4月3日に開幕する。世代交代も進みつつあり、新たなヒーローも誕生しそうで、大いに楽しみである。

Text: Yoshinori OHNSIHI
Photo: Hiroyuki MINAMI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース