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第15戦もてぎ決勝 木村偉織が予選3位から逆転優勝で今季3勝目

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第15戦は21日、モビリティーリゾートもてぎで14周の決勝を行い、予選3位からスタートした木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)がオープニングラップでトップに立つとそのまま逃げ切り優勝、今季3勝目を飾った。

 決勝は本大会の最終プログラムとして、午後4時35分にフォーメーションラップが始まった。太陽も傾き、西日がまぶしい。

14周の決勝がスタートした

 スタートでは、ポールポジションの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がトップで1コーナーへ向かう。予選2位の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)はスタートをミス。予選3位の木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、予選4位の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)に相次いでかわされ4位に落ちる。

 2位に上がった木村は続く5コーナーで小高に並びかけ、S字で小高をパス。オープニングラップで予選3位からトップまで浮上した。2位に小高が、3位に古谷が、4位に太田が、5位に川合孝汰(Rn-sports 320)が、5位に菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が続く。

 トップに立った木村と小高は1秒5前後の差で周回しながら、3位の古谷を引き離しレースは進行する。

 終盤には木村はファステストラップをたたきだし、小高との差を2秒と開き、14周を走って今季3勝目を飾った。2位には小高が入った。

 3位の古谷は、4位の太田と終始バトルを繰り広げるが、太田に古谷を攻略する決め手はなく、このままの順位でゴールを迎えた。

 5位でレースを始めた川合はペースが上がらず、背後に6位菅波、7位平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、8位野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)を従えて周回を重ねるが、ここはもてぎ、順位は変わらずチェッカーを受けた。

DRAGONと今田信宏、マスタークラスのトップ争い

 マスタークラスは、序盤からトップ今田信宏(JMS RACING with B-MAX)と2位DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)の激しいバトルとなる。10周目のS字で今田がDRAGONをパスしてトップに立つも、2位に落ちたDRAGONも諦めずに今田に食い下がる。しかし、この周のビクトリーコーナーで両者は接触。DRAGONはグラベルにマシンを止めリタイア、今田は11周終わりでピットに入りマシンを修復してコースに復帰した。

 これで13周で完走を果たした今田がマスタークラスで優勝。同時に今シーズンの同クラスチャンピオンを決めた。

 最終大会の第16、17、18戦は岡山国際サーキットに舞台を移し、9月24、25日に開催される。

優勝は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S 320)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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