全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第15戦は、富士スピードウェイで決勝を行い、ポールポジションからスタートした宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が今季11勝目を飾った。
決勝は午後1時50分にフォーメーションラップが始まった。相変わらず曇り空で肌寒い。
スタートを制したのはポールシッターの宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)でトップで1コーナーへ向かう。以下、グリッド順通りに小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)、河野駿佑(RS FINE K&N 320)と続く。
エンジン交換のため5グリッド降格のペナルティーを科され、7番グリッドからスタートした阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)は1周目には早くも4位まで上がってきた。
阪口はさらに2周目に河野を、3周目に小高をそれぞれ1コーナーでかわし2位まで順位アップ。
この3周目の時点でトップ宮田と2位阪口の差は2秒8。宮田は2位に上がった阪口の追撃を許さず、0秒2ほど早いタイムで差を広げ始める。
宮田は最終ラップにはこのレースのファステストラップをたたき出すと21周を回り、6秒6差で独走優勝を飾った。
宮田を追い切れなかった阪口は2位。3位には小高が入った。
4位には5周目、1コーナーで河野をパスした名取鉄平(TODA FIGHTEX)が、6位にはチームメートバトルを制したルッカ・アレン(Albirex-RT)が続いた。
注目の山本左近(REBELLION Buzz 320)と本山哲(REBELLION Buzz 320)は、山本が8位、本山が9位を走行していたが、山本がアレンと入山翔(Albirex-RT)のチームメート同士の争いに追いついたところで、ダンロップコーナーで入山をパスしようとして接触。山本は30秒のペナルティーを科され降格することとなった。本山は繰り上がり7位でチェッカーを受けた。
マスタークラスは総合で9位に入ったDRAGON(TEAM DRAGON SFL)が優勝した。
第16戦決勝は、明日午前8時10分より15周で、第17戦決勝はこのレースの順位でグリッドを決定し午後12時35分より15周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Hiroyuki MINAMI