鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第1戦鈴鹿決勝 岡本大地が独走優勝 2位には女性ドライバーの下野璃央が入る

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ開幕第1戦は15日、鈴鹿クラブマンレース第1戦で決勝を行い、10周・22分40秒759で岡本大地(FTK・レヴレーシング)が優勝した。

10周の決勝がスタートした

10周の決勝がスタートした

トップに立った元嶋成弥(MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2)だったがペナルティーで後退

中村賢明(M2 inoki KK-SⅡ)と下野璃央(Drago CORSE 10V)の争い

優勝は岡本大地(FTK・レヴレーシング)

決勝2位は下野璃央(Drago CORSE 10V)

決勝3位は中村賢明(M2 inoki KK-SⅡ)

表彰式: 優勝・岡本大地、2位・下野璃央、3位・中村賢明

 決勝日を迎えた鈴鹿は早朝から快晴。お昼前から雲が空一面に広がったが、スーパーFJのスタートを迎える頃には、時折太陽が顔をのぞかせるようになった。風は強く肌寒い気温の中、20人が参加してフォーメーションラップが始まった。

 ポールポジションの岡本大地(FTK・レヴレーシング)は好スタートを切り1コーナーへ向かう。2位には予選4位から素晴らしいスタートを切った元嶋成弥(MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2)が上がってきた。

 岡本と元嶋は3位以下を突き放しながらドッグファイト。元嶋はシケインで岡本のインを狙うが、ここでは抜けず。1周目のコントロールラインは、岡本、元嶋、予選2位の上野大哲(SACCESSRACING)、同3位の西村和真(WEST 19J)、同4位の下野璃央(Drago CORSE 10V)、同8位の中村賢明(M2 inoki KK-SⅡ)の順で戻ってきた。

 2周目の西コースでは元嶋が岡本に急接近。シケインでインから岡本をパスしトップに上がる。しかし、ここで元嶋の好スタートがジャンプスタートと判定され、ドライビングスルーペナルティーを科される。元嶋は3周を回ってペナルティーを消化すると岡本が再びトップに浮上した。

 岡本はここから一人旅。2位以下を突き放しながら独走体勢に持ち込む。

 元嶋の後退で2位争いは西村と上野で演じられることとなる。4周目の1コーナでは西村にアウトから並びかけた上野だったがこの2人が接触。上野はリタイア、西村も大きく順位を落とすこととなった。

 これで2位に上がってきたのは中村で、その直後3位には下野が続く。抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げてた2人だったが、6周目のダンロップ立ち上がりでは中村に並びかけた下野がデグナー手前で中村をパス、この決着にけりを付け2位に上がった。

 トップ岡本は、「ファステストラップを狙っていた」とベストタイムを更新しながら圧巻の走りを披露。10周を回って2位以下を8秒以上ちぎり開幕戦の優勝を独走で飾った。

 2位の下野はパスした中村に迫られる場面もあったが「自分の方が速いのは分かってたので落ち着いて走った」と中村に隙を与えずこのままゴール。3位には中村が入った。

 4位争いは、宇高希(CF亜衣制動屋レプソルKKSⅡ)と普勝崚(FTK・レヴKKS-Ⅱ)で演じられていたが、この2人は最終ラップで接触。4位には6位を走ってた板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)が入った。

 5位には普勝が入ったが、40秒加算のペナルティーを科され降格。代わって5位には髙口大将(Drago CORSEスカラシップ)が、6位には鶴田哲平(LAPS A-ONE KK-S2)が続いた。

 第2戦は5月24日に決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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