SUPER GT

SGT:第7戦もてぎポールポジション会見 「僕たちも2回勝てば可能性はあるんですよね? 最後まであきらめずにがんばります」(伊沢拓也)

GT500 Class #64 Modulo NSX-GT

伊沢拓也
このもてぎでは、GT300もGT500もダンロップのタイヤがポールを獲っています。これはダンロップのパフォーマンスが高かった証拠です。僕がQ2でアタックをしてポールでしたが、大津選手がアタックしてもポールだったと思います。これまで予選結果が良くても決勝では後退していくことが少なくなかったのですが、今回はそういうことのないように。ポールポジションと一番有利なポジションからスタートできるので、最低でも表彰台、できれば優勝、いや絶対に優勝したいと思います。 今年はGT500の全車が一新され、唯一のダンロップユーザーとしては使えるデータが少なくて、開発も一からのスタートでした。例えば、路面温度がどのくらいなら、タイヤの柔らかさがどのくらいで、グリップ力がどうなるという関係性でも、こうならばどのタイヤがベストか、ということも一からやり直してきました。そして8月の鈴鹿辺りから分かってきたことがあります。これまでは少しグリップ寄りに振っていましたが、前回の鈴鹿では少し見直して、予選は少し後れを取りましたが決勝はいいペースで走ることができました。シリーズ後半戦からはお客さんを迎え入れての開催となり、今回もサーキットに観客が来て応援してくれているのですが、ラッキーな観客の皆さんだけでなく、全国の、テレビの前で応援してくれるファンの皆さんにも満足してもらえるようなレースをしたいと思います。僕たちも2回勝てば可能性はあるんですよね? 最後まであきらめずにがんばります。
大津弘樹
今週は、走り始めの公式練習から一発の速さがあって、午後の公式予選に向けて手応えを感じていました。午後の公式予選でもポールを狙っていくことになり、自分が担当したQ1でもトップタイムをマークしてQ2を担当する伊沢選手に繋ぐことができました。このところダンロップタイヤのパフォーマンスが上がっているだけでなく、セットアップも進んでクルマとしての速さが増してきています。予選で好タイムをマークしても、ここまでは本番で苦戦することも多かったので、今回はそうならないようにがんばります。僕はGT500では1年目のルーキーで、GT500のクルマについてどうこうという評価は、あまりよく分からないのですが、伊沢選手がチームを引っ張ってくれています。クルマやタイヤの開発能力が高いことをそばで見ていて凄いな、と。見倣いたいですね。後半戦からお客さんが戻ってきてサーキットの雰囲気も盛り上がってきています。そんなファンの皆さんに観てもらっている中でレースができて幸せです。明日の決勝ではお客さんに、僕たちが優勝する姿を見届けてほしいです。

GT300クラス Class #61 SUBARU BRZ R&D SPORT

井口卓人
走り始めるまでは、まさかもてぎでポールを獲ることができるとは思っていませんでした。でも1年間を通してダンロップタイヤのパフォーマンスに助けられ、今日も山内選手に託してポールを獲ることができました。走り始めとなった朝の公式練習では今一つ、フィーリングが合っていませんでした。それは山内選手も同じだったようで、予選に向けて、チームにクルマのセットを少し変えてもらいました。そうしたら午後の公式予選では良いフィーリングになっていて、僕もQ1を突破できて、Q2を担当した山内選手が素晴らしい走りでポールを獲ってくれました。前戦の鈴鹿ではセーフティカーが入ったことで勝てたはずのレースを失ってしまいました。2週間のインターバルでは、まだ気分転換もできていないので、明日のレースでは絶対に、セーフティカーには出てきてほしくないですね(苦笑)。もてぎでは第4戦でも表彰台に乗っているのですが、その時は無観客で、ちょっと寂しかったのを覚えています。明日は多くのファンの皆さんの前で、表彰台に上りたいと思います
山内英輝
いいアタックができてポールを獲ることができましたが、これはもうタイヤのおかげ。ダンロップさんに感謝しかないですね。GT500でポールを獲ったおふたりもダンロップユーザーですが、今回はダンロップが両クラスでポールを獲ることになりました。明日もこのメンバーでこの場に帰ってきたいですね。井口選手とまったく同じで(第6戦鈴鹿の決勝は)本当に思い出したくもないです(苦笑)。ただ、いろんな条件からセーフティカーが入る前に入れなかったのは自分たちの力不足。でも今回は、予選での一発の速さを決勝レースでのロングランに繋げていく自信があります。SUBARUファンの皆さんからは、いつも温かい声援をもらい、それを力に変えています。今日も公式予選でフルアタックを終えてピットに帰ってくる間もコースサイドでSUBARUの旗を振ってもらって、とても嬉しかったです。ここまで僕たちもチームも良い仕事ができていますが、明日の決勝も良い仕事をして、ファンの皆さんに恩返しをしたいですね。ファンの皆さんと一緒に笑顔で終われるようにがんばります。


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