SUPER FORMULA

SF:第3戦SUGO決勝会見 「最終コーナーは『行っちゃえ』と思って全開で立ち上がりました」(ニック・キャシディ)

第3戦優勝 #1ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)
優勝したニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S) 今週末のクルマはすごく調子が良かった。チームに感謝しています。予選4位からのスタートでしたが自信はありました。昨年に比べて今シーズンはここまで苦戦していましたが、決勝では2セット目のタイヤがすごく良い状態でした。今までは予選が弱点でしたが、決勝には自信があります。僕にとっては難しい状況ですが、とにかく週末はベストを尽くして頑張るしかないと思っています。最高のレースでした。スタートもすごく良かったです。4年間スーパーフォーミュラ をやってきてようやくコツを掴んだ感じです。(セルジオ・セッテ・カマラを抜いたときは)山本尚貴がセルジオに近づいたところを狙って抜いて行こうと思っていました。狙い通りでしたね。冷えたタイヤでの走りには自信があるので、リスタートは狙っていました。2セット目のタイヤはすごく良くて、リスクを負うこともできました。それで2位とトップのクルマを抜いて勝つことができました。最終コーナーではちょっと怖いなと思いましたが、「行っちゃえ」と思って全開で立ち上がり、うまくスリップストリームを使って二人を抜くことができました。とてもうれしいです。
第3戦決勝2位 #20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
決勝2位の平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) スタートがかなり大事だと思って集中していきましたし、カマラ選手がホイールスピンしているのが見えたので、割と簡単に抜いていくことができました。このまま行けるかと思いましたが、カマラ選手のペースが上がらない中、山本選手やニック選手に余裕がありそうだったので「油断できないな」とは思いました。残念だったのは周回遅れの選手が何人も前にいて退いてくれなかったので、あそこで何秒かロスしてしまったことですね。 セーフティーカーのタイミングはすごく良かったんですけど、寒かったのでタイヤのウォームアップには気を使いました。GTではニックのタイヤが冷えてる時の速さに助けられてるんですけど、今回はそれにやられてしまいましたね。オートポリスは好きなサーキットなので楽しみにしています。でも父に「子供の養育費を稼げ」って言われたので、楽しむだけじゃなく真面目に取り組みたいと思います。
第3戦決勝3位 #5山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
決勝3位の山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 久々にちゃんとレースできたな、という感じです。予選は不完全燃焼に終わったので、決勝では何がなんでも前に行ってやるぞと思っていました。 良かった部分もあるけど、課題も残ったレースでした。この後チームと話し合って、次のオートポリスで勝てるように、しっかり準備していきたいです。今回表彰台に上がれたことについてはチームに感謝しています。いまはレースができてるだけで幸せだと思っています。
優勝チーム監督 舘信秀
本当に久しぶりに緊張しました。大変うれしいです。ニックはタイヤの使い方が非常に上手だと思います。それが決勝で強い要因の一つです。監督は本当に出たとこ勝負なんですけどね。平川くんが序盤から調子がいいんで、そこになんとしてもくっついて行こうと(笑)GTではコンビなんでね、1位がニックで、平川くんが2位というのが僕としてはうれしいパターンなんですけどね。これからもこういうレースを積み重ねていければと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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