長年、数々のシリーズを彩ってきたRSシリーズが29日、鈴鹿クラブマンレースファイナルラウンドでついに終焉を迎えた。
レースはCS2クラスとの混走で行われ、RSクラスには5台が参戦。晩秋の快晴の下、午前8時15分にフォーメーションラップが始まった。
スタートではポールポジションから久保宣夫がトップで1コーナーに侵入。予選2位・見並秀文、予選3位・阿部博行、予選4位・大城一の3台は1コーナーで3ワイドの攻防となるが、中央にいた阿部とイン側にいた大城が接触。大城はスピンし、予選5位・近田直人の先行を許すこととなった。
トップに立った久保はコースレコードを更新する勢いで逃げ、2位には見並、3位に阿部、4位に近田、5位にスピンから再スタートしCS2クラスをかわしてきた大城が続く。
レースは4周目にCS2クラスでスピン車両があったため4周目から7周目までセーフティーカーが導入された。
レースは残り1周で再開され、久保がそのまま優勝。2位には見並が、3位には阿部が入った。4位には最終ラップで近田を捉えた大城が入り、近田は5位でレースを終えた。
シリーズチャンピオンは5位の近田が8ポイントを加え53ポイントで獲得。2位には阿部が、3位には大城が入った。
最終ウイナーは久保、最終チャンピオンは近田が獲得し、長年続いたRSが終焉の地、鈴鹿で幕を下ろした。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum